2017年10月5日(八段語録3120)
理想への挑戦(5)
日本の政治が、ごじゃごじゃしています。
希望の党党首小池氏が、衆院選に出ないと何度も固辞しています。
確か、政権選択の姿勢で安部政権を倒すというスローガンでした。
民進党の右派も巻き込んで、いざ決戦で、大将がいないという事です。
ところで、都民ファーストの都議二人が、反旗を翻して離党です。
二人は、小池都知事率いる都民ファースト議員団のブラックボックス状態の暴露でした。
内部からの崩壊が始まりました。
小池人気も陰りが見えてきたという事でしょう。
確か、しがらみのない政治を目指した希望の党でした。
しがらみがないということが、独裁ということになっていったようです。
それが、小池都知事率いる本丸の東京都で、北朝鮮並みの閉鎖的組織に変貌しているのです。
これを契機に国民は、人気だけで投票するのではないと思います。
一年余りの指導力は残念ながら見えてきていると思うのです。
なんの業績もない小池都知事を国民は支持するのでしょうか。
党首として、政権奪取に先頭を切らない人を信じることができるというのでしょうか。
国民は、それほどバカではないと思うのです。
ジャンヌダルクでさえ、先頭を切ったではありませんか。
もはや、失望の党という事でしょう。
もし、武士道としての極真精神であるならば、討ち死に覚悟で取り組むはずです。
また大将がいない合戦などできるはずはないのです。
政治も人生も、愚弄しているとしか思えません。
それも、一緒に闘ってきた武将から信頼を失っているのです。
今日、マスコミで会見した二人の都議は裏切られた思いなのでしょう。
政治を行うにしても、側近を裏切ってはならないでしょう。
純粋に小池知事を支えてきた当初からの盟友をいとも簡単に粗雑に扱ったということでしょう。
指導者としての資質が疑われてしまいます。
また、民進党のメンバーは、狸と狐の騙し合いのステージに立っているように思います。
都知事の希望の党の威を借りて、議員バッチをつけようとする詐欺師そのものです。
かえって、枝野立憲民主党党首の潔さが評価されようとしています。
もちろん、私はリベラルではありません。
ただ言える事は、希望の党の勢いが後退し始めているという事です。
そして、希望の党推薦候補ではなく、しがらみだらけの元民進党のメンバー差し替えているのです。
東京以外は、元民進党の候補者が選挙に勝てるという魂胆でしょう。
その元民進党メンバーは政治信条を偽って希望の党から出るわけです。
当選したら、希望の党には所属しないのではないかという推測さえ出ます。
希望の党から、偽希望の党議員が当選するという構図になるのかもしれません。
ところで、指導者として、大切な事は、家族を大切にするという事でしょう。
政治の世界で、組織運営ばかりに固執すると、庶民が見えてきません。
何のための政治ということが、根本的に変質してしまいます。
権力闘争を繰り広げるようでは、庶民に寄り添う政治などできるはずはないでしょう。
私自身、家族を大切にしてきました。
三人の子供を家族として育て、息子のアメリカからの嫁を迎え入れ孫二人にも恵まれています。
私自身、子供が小さい時は、保育園に送り迎えしたものです。
目指すべき目標があった時でしたので、夕方には大学の学食に三人の子供を食べさせ、
七時ごろから、道場で稽古させて、お風呂に連れて行き、寝かせたものです。
当時、子供達の寝顔を見ながら、ねじり鉢巻で学問をしたものです。
確かに目標に向かって突進していました。
それでも、家族の事は、片時も忘れる事はなかったのです。
そして、学問する理由も、家族を守るという事が大前提せした。
その反映を、我が家族と道場生を結ぶ接点になったのです。
我が子と道場生を家族としての愛情を注ぐという事でした。
単なる習い事としてではなく、道場生の人生に影響を与えようとしたのです。
その為に、無学では対処できないという事での学問でした。
教職課程にも参加して教員免許も取得しました。
実に、教育原理から教育心理学等の学習でした。
その目的は、道場を家族圏にしようという理想からでした。
その背後に、手塚会長の家族としてのグループ作りへの参加があったのです。
目指す目標が、確かに国家体制をなす政治とは違いました。
それでも、極真空手を通じて家族圏が世界に広がるという信念でした。
今振り返ると、人生が目指す目標に的確にヒットしたのです。
そして今、世界の家族を抱く極真会館手塚グループを率いているのです。
それは、妻がお腹にいる時から、子供達に愛情をかけ続けた気持ちの延長なのです。
それ以上に、世界の道場生に向かって心を砕くという信念の形成なのです。
手塚グループの責任者として、どれだけ親心を抱けるかという挑戦になるのです。
そうでなければ、世界に対しての愛情は続かないと思うのです。
権力闘争に明け暮れようとしている政治は懲り懲りです。
気持ちの中から燃え上がる愛情を注ぐ事が、トップとして存在する理由であると思うのです。
その為に、身を粉にして人生を歩んできました。
これからも、変わる事なく、世界の道場生を抱いていく覚悟です。