2017年8月30日(八段語録3102)
手塚グループはどのような組織を目指すのか

会長と共に二十数年共に歩んできました。
けっして、会話を絶やしたことはないのです。
「よいしょ」もしないで、言いたいことを率直に意見していました。
その為に、会長の機嫌が悪い時もありました。
私は、会長が機嫌を悪くしようが、めげずに話しかけるのです。
それだけに、行動はいつも一緒でした。
春日師範の所に行って、会長は「同じ志」を持って歩もうと話すのです。
川崎師範とも、膝を交えて話しました。
福井にも出かけて、結果的に師田師範が一緒に歩ようになりました。
それだけでなく、広島の宮城師範
東京の杉原師範、笹森師範。
大阪の金師範。
新潟の田中師範。
宮城県本部は、菅野師範にゆだねるのです。
理由は、私は会長といつも同行したのです。
特に、会長が直接指導していた師範は、輿川師範
中埜師範
大河原師範
川尻師範でした。
そして、海外は最も信頼する伊藤師範でした。
その活躍で数十カ国の加盟が進んでいるのです。
さて、手塚グループとして、もっと多くの師範達がいました。
会長は、その師範達を残して、一人で開拓するのです。
大きな組織になることよりも、家族として、心が通う組織を目指すのです。
たった一人で、立ち向かおうとする姿勢は、生涯を通じて一貫していました。
また、会長の偏屈は、一流品です。実に頑固なのです。
しかし、納得すると、一生懸命なのです。
会長は、家族という組織を作ることを、極真に根ざしていこうとするのです。
極真会館に対しても、社会に対しても新たな理念を導入しようとするのです。
大げさにも、社会の腐敗的風潮を変えようとするのです。
特に、青少年を中心とした、教育に特化していくのです。
そして、社会に対して、責任ある立場であるという姿勢を取るのです。
その姿勢が、極真会館手塚グループであると主張するのです。
空手という切り口で、武道精神でもって、実質的な対社会活動を展開したのです。
それ故に、青少年に対する希望の道を提示したのです。
それだけでなく、実質的教育を道場に同席して指導したのです。
この武道教育が、社会が頼りとする事であるという信念を持っていたのです。
ところで、会長は、極真会館に全責任を持とうとしているようでした。
全責任を持つということは、極真会館を動かすということだと話していました。
「この気持ち」になっているのかと、よく問われたものです。
そのような人材が、数人いれば、極真会館は変わると言っていたのです。
確かに、創始者であると大山倍達は、全責任を持っていました。
ですが、既に他界してしまったのです。
残念ながら、総裁以降、責任を持つ人がいなかったのです。
それ故に、分裂という道を進んでしまったのです。
そうする中、会長は、「家族」という理念と信念で、全責任を持つ道を選択したのです。
それは、卓上の空論ではなく、御自身が経験したことなのです。
それ故に、「家族」ということに、誠実で理解する弟子を、呼び寄せたのです。
その精神に則って、新たな組織を築こうとしたのです。
手塚グループは、この「家族」という精神を吹き込んで、組織基盤を作ろうとするのです。
このグループは、全責任を負うという事を、「家族」に賭けているのです。
その精神がある限り、時代に導かれるはずという信念があるのです。
家族という事には、誰もが全責任を持つことができると共通分母であると確信するのです。
結論として、手塚グループは、指導者として全責任を持とうとするのです。
そして、志ある家族とともに、組織基盤を確立させようとするのです。
総裁が、後継者を立てることができなかった事には対して、挑戦なのです。
それが、家族を中心とした組織基盤の確保なのです。
その為にも、手塚会長を先頭に戦おうとするのです。
何故ならば、この切り口でなければ、世界を抱けないと思うのです。
世界共通の分母だからです。
家族を愛そうとすることは、世界共通なのです。
ここに、盤石な基盤はできるというものです。
このような、「家族」は錦の御旗なのです。
それで、行くと決意した会長と共に、歩んだのです。
良き指導者を、私達は頂いた訳です。
それ故に、会長の意思を受け継いでいこうとするのです。
理由、万民が必要としている理念であると確信しているのです。
このような組織基盤は絶対に滅びないのです。
そのような、組織基盤を作っていくのです。