2012年6月9日(八段語録1708)

森家の系図(2)


 さて、今回は、母方の金森家を伝わっていきたいと思うのです。理由は、私が金森家と共に、少年時代を送ったという事からなのです。子供のころから、先祖の話を聞かされてきましたし、金森家を多く農家の人が訪れてくるのです。理由は、農地改革以前、金森家の小作農をやっていた人が大半だからなのです。
 金森家は、多くの人を助けたというのです。そして土着させ、血がつながっていないにも拘らず、親戚と同じような付き合いをしてきた人たちが多いのです。そして、伊達藩以来の恩義や感謝の気持ちを表して、大切な関係を築いてきたそうなのです。
 金森家は、昔から東北に定住していた氏族ではなく、金森内膳貞利という人が、近江から移ってきたというのです。戦国時代末期の頃からの記載という事になります。それ以前については、またの機会に、近畿地方を旅した時に、考察していきたいと思うのです。この一族は、一般民衆の為に頑張ってきたというのです。ある意味で、日本の中堅の士族であり、天下国家に影響を与えた士族ではなく、堅実に利他主義に生きた士族という事になります。
 私は、今回、家系を意識することによって、絆を確かめ、それを広げていく事が大事であると思うに至ったのです。当然、この背後に、東日本大震災で、あらゆる事を経験しました。多くの人との絆の大切さを痛感したわけです。震災のときから、消防団で宮城野区の部長として活動してきました。多くの人が津波に流され、家族親族が分かれる有様を見るにつけ、人々との絆の大切さを痛感したのです。