2012年6月8日(八段語録1707)

森家の系図(1)


 我が家は森家なのですが、親父の父、金上竹寿は金上家という氏であり、母親は金森家なのです。何故森家を名乗るのかというならば、親父の母、静江の母が、いくつかの理由で無理やり引き裂いたという事だったのです。その事で、親父の母は、伊藤家へ再婚という事になったのですが、親父は静江の姓である森家を名乗ったというのです。しかし、不思議なことに、森家も、金上家も、伊藤家も親戚として、今も互いの交流があるのです。結婚式はもちろん、葬式のときも、参加してくるのです。それもそのはず、これらの家庭は、一族をなしているのです。そして実に仲が良いのです。
 さて、森家一族と、母親方の金森一族とが父、盛通と母、よし子との結婚によって、今の我家があるわけなのです。両一族が結ばれた形なのですが、金上、伊藤、森一族にしても、金森一族にしても、森家は、分家に当たり、本家に当たらないのです。さらに、追い打ちをかけるように、戦後の士族の廃止もあって、家系そのものが重要視されなくなってきたのです。
 ところで、私が極真会館で空手を始めるようになると、氏族や先祖の事が気にかかりだしたのです。当然、六〇歳という年齢を重ねてきて、あの世が近くなったからという事も考慮にあるのです。そこで、両氏族について、記載してきたいと考えるようになったのです。今回は、母方の金森家を中心に系図を追っていきたいと思ったのです。というのも、小さい時から、金森家に預けられ、祖父母に、大切に育てられたからなのです。少年時代まで、祖父母の影響、金森家の影響が大きかったのです。
 そのような事を意識しての、史記を連ね、先祖の事を解き明かしつつ、森家についても言及していきたいと思った次第なのです。何故ならば、この肉体は、先祖から頂いたのであり、魂は、神仏から頂いたと思うからなのです。焦点を母方に解明していきたいというのが今回の主旨であります。