2012年6月7日(八段語録1706)
カルシューム
骨、筋肉、神経を結びつける立役者、これがカルシュームという事だそうです。生理学で、ナトリウムとカルシュームの能動的輸送の勉強をしたばかりでした。まとめて言えば、ナト・カリホンプでも言ってもいいのでしょう。この点では、骨にカルシュームが貯蔵されていることは誰でも知っている事ですが、そのカルシュームが生命活動の大切なものであるという事は、学んでみなければ分からない事です。
ビデオは、生命活動の引き金のように、細かな映像を駆使して、神経からの刺激が、骨膜の筋原線維のカルシュームに伝わり、蛋白質である、ミヨシンとアクチンが滑りあう働きによって活発に筋肉が動くようになるのです。
ところで、宇宙に滞在したカ―船長が、私よりも若い年齢に撮影されたにもかかわらず、年を取って見えたのは、カルシュームメカニズムが、未だ戻らないからのようです。破骨細胞と骨芽細胞のバランスが宇宙滞在で崩れたという事になるのです。二年半で骨は生まれ変わるそうです。そのメカニズムが宇宙滞在で狂ってしまったのです。
ここで、強調された事は、重力と運動が人体を気骨あるものとしているという事なのです。私が、極真会館で修練してきた事は、この重力と運動を活用しながら、肉体と精神の成長を遂げてきたのです。このビデオを通じてより武道が、価値あるもののように感じてしまったのでした。現代社会は、交通網が張り巡らされ、人間が運動という環境から遠ざかっているのです。この課題を武道は解決するのではないかという確信させするのです。
それゆえ、今日も家を出る時は、あごを引いて、頭をまっすぐに立てて、出来る限り大きく深呼吸をして、日光と共に重力を吸い込むようにしたいものです。そしてやりたいことをしっかりと心の中で決めようと思うのです。この専門学校の選択は、人生最終コーナーを歩む自分にとっては、かけがえのないこのように思えるのです。そして、まっしぐらに目標に向かって突進するのみなのです。
大きな素晴らしい事にチャレンジしているという事を念頭に置いて歩もうと思うのです。月日の経つのに従って、いつの間にか充実した人生になると確信しているのです。