2017年5月20日(八段語録3071)
第一章 青少年教育に立脚する道場

 極真会館は、総裁が亡くなってから幾つかの派閥に別れました。
結果として、県に師範が、各派閥に立ったのです。
ここに、互いの派閥に、競争原理が働いて、切磋琢磨するようになったのです。
結果として、良い現象であると思っています。
というのも、これから、社会に貢献するかです。
信頼を勝ち取る道を、互いが見出すからです。
立場に胡坐をかくことなく、互いに努力する道が開けたわけです。
派閥に別れたという事を考えます。
これは、大山総裁から次の世代へバトンタッチされたとするのです。
バトンタッチされた中でも、青少年教育に、手塚会長は力を入れました。
その原動力が、空手道を通じて、「家族」という事でした。
 さて、極真空手は、体系化された記録であります。
また、誰もが指導されることによって、心身共に鍛える内容になっています。
素晴らしい青少年を輩出することができると着目したのです。
会長は率先して、幼少の年代から、青少年教育をするという事に、力を注ぐようになりました。
その産声を上げて、社会的信頼を得てきたのが、このグループでした。
「家族」として、指導するという事に徹底したのです。
宮城県本部は、先駆け青少年教育に力を注いでいた。
会長の指導を受けたことになります。
北峯会の大会に参加させていただきました。
わが子を含む少年達は、勝つことができませんでしたが、刺激になったのです。
 ところで、このグループを発展させるかについては、日々手塚会長と議論しました。
電話で日の日課になったのです。
そのような意味では、会長と共に、日々闘って切り開いた運営と教育の道なのです。
そして、今に至って、教本となるテキストが発行される時期なのです。
空理空論ではなく、実際に役立つ実践理論なのです。
教育の流れや、指導の仕方を細かく検証したのです。
そして、運営という事に関して、貴重な内容として発表しているのです。
誰もが、運営できる勝利的伝統として、世に発表したことになるのです。
このような、伝統を確立することによって、青少年教育が始まっているわけです。
 誰が、本当の極真空手の伝承者であるかという事が、問われるわけです。
「家族」という普遍な観点が、道場の原本であるから、という主張が会長でした。
この理念によって、地域社会に受け入れられることになったのです。
確かに、「家族」という観念から強さを導きさすのは大変な事です。
それでも、護身せよ、組手にせよ、しっかりした姿勢が生まれるのです。
「家族」が社会から受け入れられる土壌を築いているのです。
会長と共に、どん底から這い上がってきたのです。
真正面から責任をもって、先頭に立ってきたという実感があるのです。
そのような、姿勢で貫かれているこのグループは、発展しかないのです。