2017年5月10日(八段語録3065)
極真手塚グループの理念(3)

第一章 道場の方針
体制
 新しい道場生から、黒帯を締める指導者に至るまで、全員で道場を盛り上げます。
全員が一丸とならなければ、教育レベルを維持することは不可能なのです。
そのために、一人一人の立場を自覚するのです。
新しい道場生は、これから頑張るという事ですから、明確な目標を持っているのです。
しかし、指導者がマンネリ化することがあるのです。
曖昧であれば、道場の生命を失うのです。
そのための、解決策は、指導者同士、よく連絡を取り合う事です。
道場には、師範がおり、事務局長が連絡者となって、道場の指導者に伝え、互いの連携の中で生命を与えるのです。
全員が一丸となる教育体制なのです。
つまり、師範を中心とした指導者を含めての、教育体制を確立させるのです。
ここで、問題になるのは、師範と事務局長、そして指導者の信頼関係です。
基本は、「家族」としての関係を、維持するという事に着目します。
お互いに欠点は付き物です。
手塚会長の理念に従い、長所を見つめて、指導に邁進することが願われるのです。
 さて、道場で何をするかという事です。
道場は、段階的教育をするところです。
それ故に、十段階の級位があるのです。
級の帯の段階で、レベルの差は歴然と比較できます。
各級位で、どのような技術的・人格的内容を、指導できるかという事です。
各級位の段階的教育に、しっかり指導者は取り組むべきです。
この級位が、道場生の成長に欠かせないのです。
道場生が、スムーズに成長できるように、指導者との距離をつめて、心の糊代を充実させます。
流れ
 新規・日常の道場での稽古・合宿・審査・大会は、一貫した総合的な流れなのです。
どれ一つ外すことはできないのです。
ここで、願われることは、だらだらと道場生を留めないのです。
一日、一週間、一か月、一年、十年と教育の目標を明確にするのです。
期間を区切った、教育目標を提示し、道場生を把握して教育するのです。
黒帯を目指すための、長期に及ぶ教育プログラムです。
そのための、理念は、指導者が、会長と共に歩んだ会長代行のブログを参考にするのです。
もうすでに、三千ブログは超えています。
拾い読みで良いので、指針にすべきです。
道場での稽古、そして、それ以外の日々の生活姿勢に関しても、指導者は関心を持つのです。
今の心情、事情と環境を知ってあげて、指導者が関心を示すのです。
それによって、道場生は、川の流れに乗るように、成長していくのです。
結局、技術を教えるだけでなく、愛情組織の教育体制を築き上げるのです。
 さて、目指す目標とするならば、小学六年生までに、五級の黄色帯まで目指します。
それから、中高で四級・三級の緑帯を目指します。
大学の四年間で、二級・一級の茶帯を取得するのです。
この教育方針を徹底しましょう。
その目標をもって、社会に貢献する前後に黒帯を取るのが望ましいという事です。
その為の、一日、一週間、一か月、一年、十年と、目標を全うしていく教育をするのです。
もちろん、一般部においては、社会経験を踏まえて、段位を与えていくという事になります。
教育
 
 教育に関しては、ベルトコンベヤー的な発想は無意味です。
機械的に取り組んだ時から、成長は止まります。
「家庭」の愛情を抱きながら、指導者は対応します。
それは、指導者は親の如く、武道教育を任された指導者としての自覚をするのです。
決して、道場生に対して、排他的にならない事です。
あくまでも、技術の習得はさることながら、段階的な教育課程で、人格教育を優先させるのです。
また、指導者は、対話を重要視し、師範に現状を報告しながら、全体を網羅し、意思疎通を図るべきです。
細部に渡って、道場生の成長を見つめ、師範に報告するのです。
事務局長が、とりなしの役を果たすのです。
このように、教育に対して、レベルを上げていくという事です。
このような、姿勢が、手塚グループの教育なのです。
高い教育の極真空手を目指すことにつながるのです。