2017年5月9日(八段語録3063)
極真会館手塚グループの理念

はじめに
 手塚暢会長が主唱した基本的理念は、「家族」「対話」「自然」です。
そのためには、互いに尊敬と感謝、そして忍耐の心を育む姿勢です。
手塚会長の言葉は、
「先ず感謝、対話、反省。
 正しい活動の方向性を常に見極め、協力で発展。
 空手は正しい判断力を身につけるための精神集中。
 正しい行動をとる自信を高めるためのものである。
 常に自覚する心を育てる努力を全員で続ける。
 「焦らず、飽きず、諦めず。」
この姿勢に従って、しっかり指導するのです。
これから、多くの青少年を社会に排出するのが、指導者の役割です。
この方針に従って、指導者は、武道教育を進めるのです。
手塚会長が目指す極真空手の神髄を知って教育しましょう。
そして、地域社会との調和を図り、極真精神の浸透を心掛けましょう。
武道である空手道は、オリンピック種目で、世間の認知度も上がりました。
まぎれもなく、日本を発信源とする精神文化に成長しているのです。
それ故に、正しく、空手道が世に評価されるように、真心を込めて、対応するのです。
それが、これから表記する内容になるのです。
手塚グループの責任
 確かに、極真会館は、分裂しました。
この状況で、指導者として、どのようにすべきかを、会長は立案していたのです。
大山総裁が、打ち立てた最強の空手の伝統を、人を育てるという観点で運営してきたのです。
つまり、精神教育の役割を重視したのです。
会長は、強さも大切にしていました。
しかし、それ以上に、人格教育を根付かせようと指導してきたのです。
 特に、地域社会に対する貢献を主張するです。
地域の「お祭り」には積極的に参加していました。
一時的なブームではなく、地域と共生するという姿勢を実践したのです。
そして、空手道を通じて、青少年教育を積極的に推し進めてきたのです。
分裂した極真空手を否定するのではないのです。
会長は、極真空手を守ると同時に、社会貢献しようとされたのです。
そして、必ず、一つになるように、各グループが戻ってくるといつも話していました。
そして、そのための、理念を構築して、話してくださったのでした。