2017年5月8日(八段語録3062)
家族を指導する極真空手

 人間関係で、濃密な関係は、家族です。
家族の中でも、夫婦関係が基本になります。
その為に、些細な葛藤と、意見の食い違いが出てきます。
当然、大きな不満と苦痛に繋がる事もあります。
反面、家族の親密性は、強力な信頼と愛情としても現れるのです。
もちろん、時として激しい不満が、巻き起こる事もあります。
永久に誓った夫婦であるから、必ず良き方向に向かうと信じています。
また、深い愛情を家族で築けていけると、確信するのです。
しかし、分析は必要です。
どのように、分析するかというならば、簡単です。
肯定的か否定的かという事です。
現状の状態を見切り、魂として認知するという事です。
 さて、多様な心情が入り乱れているのが家族です。
特に、夫婦関係は、巨大な怪物になる、可能性を秘めています。
この関係を、共有していくという、舵取りが願われるのです。
その為に、家族とパートナーに対して、しっかり洞察力を持つのです。
広範囲な内容で表現しようと思いません。
あくまでも、空手道場という観点での切り口です。
家族の絆を、道場に親子一緒で稽古を見ることは、切り口として素晴らしいのです。
たとえ、僅かな時間であっても、親子で一緒に道場に通う事は、恵みを受けるのです。
それが、積み重なっていくうちに、家族としての絆は深まるのです。
 ところで、あくまでも、道場の方針に従っての、親子の絆と主張するのです。
というのも、道場と関係なく、勝手な動きを親子でするようになれば、迷惑するのです。
道場の規律も、規範も無くなります。
浮遊分子にしかならないのです。
昨今、道場で、問題が起こりました。
また、指導員が、負の連鎖の中に引き込まれたのです。
もちろん、道場としては大手術をしなければならなくなります。
警告で済めばいいのですが、レッドカードが出される場合もあります。
あくまでも、道場の方針と理念に則り、親子で成長していく事を、念頭にという事です。
親子で、まめに相談し、道場の教育方針に合わせるようにするのが、賢明です。
道場で、極真の道を究めるという事は、甘くはないのです。
それだけに、親も道場生も、常に点検が必要になってくるのです。
 そのような理由から、道場から継続的に武道精神という燃料を必要とすべきです。
そうしなければ、成長は止まってしまいます。
また、定期点検も必要です。
故障かなと思ったら、相談し、指摘を受けてください。
極真精神で身を固めている指導者ばかりです。
今年の初めに、道場生の親子が、トラブルようになって、去って行ったのです。
連鎖反応で、何組か出ていきました。
それでも、私は、去る者は追わずなのです。
もっと、道場の教育の質を上げようと努力するのみです。
家族は、色々あります。
しかし、切り口は極真精神という事で学んで欲しいのです。
この道場は、親子で成長できる修練所です。
何かの課題が見出すようであれば、指導者と相談してください。
そのような事を願うのです。