2017年4月20日(八段語録3051)
心の安定

 嵐のような突風が吹き上げて、車で走ると、道路に、樹木が倒れていました。
早速、消防に連絡をして、撤去してもらいました。
仙台市内でも、自然災害が至る所で発生していました。
自然の脅威は凄まじいものがあります。
別荘が高台にありますから、直接影響を受けます。
一日中、窓ガラスに打ち付ける風は、激しかったのです。
家が吹き飛ぶように感じます。
桜の花も、枝ごと飛んで、空中を舞うのです。
暴風警報がだされっぱなしでした。
まさに春の嵐という事です。
何事もなく過ぎ去るように願うばかりでした。
そして、夜が明けるころには、風も落ち着いてきたのです。
 さて、そんな春の嵐を目の当たりにして、何にも揺るがないことが大事であると思えたのです。
人生も、いろいろな状況にさらされます。
昨日のような、春の嵐もあるという事です。
その対処は、日々の訓練と心身統一という事でしょう。
健全な生活が、あらゆる試練に対応できるという事です。
しっかり、バランスの良い食事を取り、肉体の健康管理を徹底させるのです。
また、心の健康も必要でしょう。
そのためにも、しっかり日常生活で稽古を欠かさないようにするのです。
肉体の健康と、心の健康のためにも栄養補給は必要です。
日々鍛錬するという原則は曲げてはいけないという事です。
現役のころ、全日本での試合は、日々の稽古で勝敗がつきました。
それと同じように、人生の勝敗も、日々自己管理という事です。
そのことは、シンプルですが大切に思うのです。
しっかりと心身の栄養素を取り、鍛え上げるような人生にしたいものです。
 ところで、私は、あらゆる環境、そして人生で、平常心は必要だと感じます。
今日のような春の嵐には出会うものです。
批判を受けることや、不満も述べられます。
器のない責任者から、パワハラを受けることもあるでしょう。
私に対して、否定的な影響を与える責任者もいるという事です。
それに対して、いい修練だと思うのです。
葛藤、焦燥、恨みという「心」に出会います。
その「心」を鍛練するわけです。
自己的な自我になった場合は、惰性の奴隷になってしまいます。
外部からくる刺激や情報をそのまま受けるようになるだけです。
消極的になり、「心」も暗くなります。
私としての心構えは、これらの刺激と戦って打ち勝たなければならないという事です。
 器のない責任者に対しても、私自身の心を平定させなければならないという事です。
私自身の心を静かにさせ、器のない責任者以上の心をもって、活動する姿を見せるのです。
別に特別な事ではないのです。
無理に合わせる必要はないという事です。
相手を変えるという事は難しいのです。
まず不可能でしょう。
自分が変わるだけです。
それが、自己管理の妙味というところです。
太陽の光を受けながら、人との協調、自然との調和を考えます。
無理に、歩調を合わせることなく、自らとの対話で前に進みます。
今、別荘を「戦艦大和」に置き換えています。
いざ出陣というところでしょうか。