2017年4月4日(八段語録3041)
未知との遭遇
体調もすこぶる良いのです。
トレーニングも順調に開始です。
それでも肉体の衰えは隠せません。
まして、体重は100キロオーバーということで、妻から厳重注意です。
ここ最近、会長が亡くなった事実の精神的ショックは、自覚していることだけでも、重くのしかかってきました。
まして、無自覚で、心が折れているようでした。
その重荷の原因は、今まで、会長と対話した、会話ができないということです。
それでも、瞑想して、会長との会話を心がけます。
実際は孤独なものです。
現状維持に満足するならば、それでも落ち着くすべはあるのです。
しかし、会長の理想を抱えるとなると、何をどのようにすべきかと頭の中を去来してしまうだけです。
それでも、普段の活動は状態に戻りつつあるということです。
それだけに、しっかり、自己管理して、前進するしかないということです。
精神的な主柱である会長を失うという事が、体調を悪くすることになりました。
また、どれほど、能力を鈍化させ、あらゆる発想が思うようにいかないということを、痛感させられたのです。
それだけに、会長との回想録を思い出すしかないという事です。
今日は、暖かな火曜日です。
空は雲一つないのです。
行政のプロジェクトの仕事もけじめをつけたので、責任を全うしたという安堵感もあります。さらに、極真会館の仕事が、これから佳境に入ってきます。
その原点は、私自身の自己管理にあるという意識を強く持つのです。
そして、どのようにして、愛情の開拓をするかということが、テーマになるわけです。
要するに、理念はしっかり頭の中に入っているのです。
その理念の具現化の戦略を、頭の中に整理をしようとするのです。
誰もが成し遂げることができなかったことを果敢に推し進めるわけです。
新規・教育・実践指導・指導者を育成というふうに、道場生が育って行く道を切り開くということが、私の役割ということです。
この流れを築いて行くためにも、道場生の意識を高めなければならないということです。
これから、本当の戦いが始まるとなると、身震いもしてしまいます。
誰も行ったことがない道の開拓になるということです。
ところで、今後、多くの道場生に感謝されるように、教育の徹底を図るのです。
それは、私自身の長い空手人生から生まれてくるはずです。
振り返れば、これほどまでに、極真空手と縁を持って、日々を過ごすとは思ってもみなかったのです。
それを踏まえながら、教育ラインを確立するということです。
自分が真剣に歩んできた空手道であるが故に、この教育ラインに関しては、相当な自覚と自信を持っているのです。
良い意味で、素晴らしく良い味を出していきたいということです。
私の人生を日本酒に例えるならば、味わい深い蔵出しの清酒になっていると自覚とするのです。
今まで、修行してきた、極真空手修行の全てが、麹になるのです。
そして、熟成させて、良き香りを放つようにするのです。
道場生と一体感を持つならば、道場生の心が麹のようになって、皆が溶けて、発酵するようになるのです。
そのような事が、今後の手塚グループの原点です。
このように、私も道場生も、一緒に稽古をすることによって、極真空手の素晴らしい伝統を築いて行くということです。
そのようなことを願って、日々を誰もが生活態度が良くなって、道場の雰囲気も良くして行くのです。
そうすれば、稽古そのものが、爽快感をもつようになり、極真独特の神秘的な世界に入って行くということです。
私も指導者も道場生と一緒に、極真空手のいい伝統をもって活用していくのが良いのです。空手を学ぶのも、私たちの生活態度が良くなることを願うのです。
そうなれば、その雰囲気が良くなるのです。
稽古が終ってからの爽快感は神秘鏡に入るのです。
すがしいものです。今日も未知への体験へ出発です。