2017年1月12日(八段語録3018)
通夜前日

手塚会長が逝去されて、悲しみが湧き上がってきます。
それでも、日にちだけは、立ってしまいます。
年末と年始を挟んだので、通夜が遅くなりました。
明日13日に、通夜を迎えるということになったのです。
奇しくも一週間が過ぎた事になったのです。
斎場が開かなかったという理由があったのです。
明日、通夜を迎えるのです。
これからの、役割の大きさを痛感するのです。
会長の意思を継いで、これから、このグループを率いていかなければならないのです。
会長が私達に残してくださったのは、高い理念でした。
それも、極真会館を通して、家族としての繋がりなのです。
そして、社会に身を置きながら、日本国家、世界につなげていくというのです。
日頃、会長は、世界に至る道は、家庭が連結されているという事を強調されていたのです。
それだけに、会長が目指す方向は、道場で修行し、自己研鑽を重ねた個人が、さらに家庭を円満にしていくという事なのです。
つまり、道場の稽古で、個人がより良い個人に成長して、さらには、良き家庭を築くという事なのです。
この理念を、会長は一人で、闘ってきたのです。
そのような思いに耽りながら、明日、御遺体に対面するのだという心構えをするのです。
何を抱いて会長に出会うかという、自問自答は続くのです。
さて、午後二時に菅野師範から、電話がありました。
仙台から、流山に向かっていて、到着したというのです。
平和台駅の近くの、イトーヨーカドーで待ち合わせをしました。
この場所は、会長宅にの目と鼻の先で、杉原師範と三人で待ち合わせをして、会長宅に向かう予定を組んでいたのです。
これから手塚グループを守っていくという具体的な実務を検討するのです。
草案を確認して、御自宅に向かわせていただきました。
会長が亡くなったので、死亡届けのような準確定申告をしなければならないのです。
1月5日迄の申告をしたのです。
これからはについては、手塚夫人に、このグループを継承していただく事を話させていただきました。
それから、残務処理の具体的に進めていく項目を表記して、確認してもらいました。
また、これからの国際空手道総本部極真会館手塚グループの定款を作成した内容を確認していただきました。
そして、手塚会長の、お別れ会の具体的日時の検討、明日の理事会での打ち合わせ内容を確認して頂きました。
さらに、海外の昇段、支部認可、様々な業務の検討です。
1より実務的なカード決済ができるシステムを構築するという事、
2ホームページの充実、
3連絡網のシステム化、
その他、色々と話しました。
基本的に、合理化という事を前提にするのです。
会長が行なっていた業務の継承をするという事でした。
派閥を越えると、極真会館の世界の道場生は、一千二百万人を超えるのです。
会長の心は、絶えず、世界の極真会館の道場生に向かっていたのです。
社会の為の貢献ということは、極真メンバーならば、当然のことなのです。
その世界の極真メンバーの方向は、手塚会長の人格に集中してきているのです。
会長の人格が標準という姿勢を取るということです。
世界の極真メンバーからするならば、道場を広げていくということは、大切なことです。
それ以上に、日本の責任者である手塚会長を見習おうとする心が大きいということなのです。重要なことは、派閥を超えて、世界の極真メンバーが願っている模範になるということなのです。
そのような事を、奥様を含めて四人で話し合ったのです。
故手塚会長から出発する、理想と希望そして、夢が広がります。
紛れもなく、手塚会長は、誰もが認める人格者でありました。
決して、誰彼と差別することはないのです。
例え会長の元を去っても、いずれは戻ってくるという発想をしていました。
そのような意味では、世界を背負って、世界の極真をまとめることができる、人格者であると確信してきたのです。
分裂した極真を整理し、世界に影響を与えることができる会長と共に歩んだということは、私の、一生の宝物なのです。
したがって、これからの手塚グループは、千葉に総本部を置き、会長に見習って、人格者たる道を全員で歩むということになります。
さらに、世界の極真メンバーに、武道精神の伝統の影響を与えることができるようにするということです。
そのような二つの重要な課題を解決して、会長と共に歩んでいきたいという気持ちでいるのです。