2012年5月29日(八段語録1697)

決意


 私は、生涯、極真空手道に生きます。そして、私の信念を揺るがす何事も起こらないのです。青春時代に出会った最高の存在として私に降りかかってきたのです。そして、この空手道に投入し続けてきました。そして、そこで得た内容は、偉大な師であり、先輩後輩の秩序であり、極真魂という偉大な精神力でした。青春時代は汗と涙を流す連続でした。運命というべき出会いは、人生に自然や神仏をも登場させてくれました。
 さらに、その恵みは、私の信条を貫いたのでした。この力は、私の生命を成長させ、活動させてくれたのです。そして、今も太陽の下でも恥ずかしくもない生き方ができるのです。私は、まさにこの極真空手の力の友となれたわけです。当然、色々な出来事がありましたが、そのたびごとに、嬉しさがこみあげて、勇気に満ち、天が私に定めてくれたどんな運命でも受け入れることができる心構えができたのでした。
 ところで、この根底の中に経験を通じて学んだことは、「楽観主義」という事なのです。これが、私の宗教になりました。極真空手を始めて、40年の歳月が経てども、世界のあらゆる人たちから指導を求められ、数千人の指導者とも出会ってきたのです。極真空手を指導する海外の責任者達は、一人の例外もなく、極真空手の素晴らしさに、感動し最終の救済を求めていたのです。彼らは、道場を開いて、生徒たちを指導する中で、新たな刺激を受けたに違いないのです。極真の魂を身震いするような思いで実践し、本当の意味で癒されたのではないかと思うのです。
 今の時代、宗教といわれる精神が力を失う中で、敵を許しさっぱり忘れさせてしまうだけの、自分自身よりも、無限に大きいものに打ち込むことができる気持ちも得たのです。自分の人生の身の振り方も色々考えさせられることもありました。そして誰にも侮られることなく、憎まれても対して問題としないだけの精神力は、極真で学んだという事になるし、誇りに思っているのです。そして、自分の信じるもの以外は、すでに念頭に無くなっているのです。