2012年5月22日(八段語録1690)

強力なエネルギー


 思いやりは、人間が生み出し得るもっとも強力なエネルギーであると思うのです。スタッフを始め、道場生が思いやりの心を減少してしまえば、活力がなくなるのは至極当然なことなのです。
 思いやりは、地球の引力と同じくらいの驚異的現実的パワーであるのです。医療の勉強を始めている私にとっては、医学的知識をすし詰めにしている訳なのですが、近代医学だけが人々を救う、医療の現場ではないという事を感じるのです。一人ひとりの思いやりが積み重なって、癌を克服したり、白血病を克服したりと、思いやりという厳粛な努力によって、重い病気が回復していく例は、余りにも多いのです。
 思いやりは、ラジウムのように、私のエネルギーを作り出す発光体であると思えるようになっているのです。思いやりは、人間の有限なエネルギーを増幅させ、人間が持つ以上の無尽蔵な源泉に向かって進もうとするようです。つまり、他の人の為に自分が犠牲になる時に、その思いやりは、宇宙を回転させている無限の原動力と直結するように思うのです。そして、配分されたエネルギーを持って自由に活動するようになるのです。
 私の生き方は、両親に教育されたおかげで、打算的な生き方をせずに済んだのです。このような強力なエネルギーが自分を取り巻き、無限な力が自分に必要な分だけ分配されるように思えてならないのです。今、私がこのように訴えるだけで、私の人間的な欠陥が補われ、強められ、癒されながら人生を歩むことができるという確信に至っているのです。
 強烈な思いやりで、隣人に話しかけようと思う事が願われると思うのです。そうする事によって、いつも自分に跳ね返ってきて、精神も肉体も快方へ向かうものだと思えてならないのです。僅か一瞬の思いやりでいいのです。必ず良い結果が生まれてくると確信できるのです。あらゆる医学的な知識を詰め込んでの、今の気持ちなのです。もちろん、決して、今まで人類が積み重ねてきた医学の英知を軽視するのではないのです。その思いやりのパワーが医学をカバーして有り余る力を発揮するのではないかと思うのです。