2012年5月15日(八段語録1683)

畑の野菜


 4月の初めに植えた、ジャガイモが芽を出して、青々と畑を覆うようになってきました。一か月前に、今年はちょっと寒いから、ジャガイモの種芋を深く植えようとしたのでした。そういう意識でしたが、自然の摂理は畑を青々とさせているのです。今年は、土寄せを余りせずにしておりました。そして、今日から機械で耕して、土寄せをするのです。鍬に力が入ります。畝に一列に若芽が出そろっているので、大切にしながら土をかけるのです。今年は、二十二畝を立てました。およそ八百個の種芋を植えたことになります。
 今月初めの集中豪雨と突風で、隣の家の屋根は飛んでしまうし、雨は、畑を川にして土砂を抉り取っていったのでした。川のようになった道ができて、大切な土壌が削られていました。そのような経験をしたものですから、畑の端を深く溝のように用水路を作ったのでした。それで譬え、今回のような大水が突如襲おうとも、畑を通らずに流れていく水路を作ったのでした。
 そのように、畑に対する愛着を感じながら、自然を満喫しているのです。誰でも、このような里山のようなところにいると、悩みやストレス、そしてさまざまな病気も追放できるのではないかと思ってしまいます。畑の生命力は、私の心の持ち方を変えさせてくれるし、人生までも一変させてくれます。私にはこの自然を理解する事ができるようです。何故ならば、畑で一人耕していると、まさかと思われるような変容が実際の起こるのです。一番の変容は、私の精神態度という事になるのです。私の行っている事が、心から楽しめるようになるのです。
 それで、ジャガイモの隣が、青々としたネギを植えているのです。ちょっと見ない間に大きく成長して、畑一面ネギの強い匂いを漂わせているのです。冬に植えた、インゲン豆も芽を出しているのです。つるが伸びて来ているので、支え棒を立てて、実りをまつことにしました。畑にいると、自然との対話に事欠かないのです。今年も夏野菜を、畑いっぱいに植えようと思っています。畑は、私が愛情を注ぐことによって、どんな植物も育つのです。そのような一日を歩んでみました。もちろん、この後の時間には、修行が待っているのです。