本部長通信168  2008年5月1日

現在が勝敗の分岐点(4)


 極真会館宮城県本部の中心に座っているのは言わなくても師範なのです。道場生は、この道場の伝統を先輩から受け継いでいくのです。道場生が稽古をするのにおいても、道場生一人のみのために極真会館が存在しているわけではないことを理解すべきです。
 その道場生はある家族に属しているだろうし、地域社会に属しているし、もちろん道場にも属しているし、数多くの所属に取り囲まれて、道場生個人は生きているのであります。それゆえ、極真会館宮城県本部は、師範を中心として一致団結して紐帯を結び、運命共同体として存在していることは言うまでもないのであります。
 この師範を中心として道場生一人一人が、どのようなものが極真空手の伝統であるのか知るようになるのです。それゆえ、師範と一つになって、極真の伝統を築くために全力を傾けていかなければならないし、そのための、稽古を受けていかなければならないのです。
 これができるかできないかによって、極真空手の伝統が建ってくるのであります。ゆえに、師範と極真空手の伝統を中心に一つになっていくのです。宮城県本部が滅びるか栄えるかはここにかかっているのです。今まで極真会館で培ってきたあらゆる秘伝と秘密を知っているのも師範なわけです。
 それゆえに、世間の荒波をくぐりぬけて極真会館の伝統を打ちたてていくのです。極真会館に対して、股がけの思想をもっていくことは許されないのです。そういう思想では徹底轍尾勝利できないのです。
師範稽古 連休にてお休み