2012年5月4日(八段語録1672)

格差とレベル


 木を見て森を見ない事はよくあることであります。同じように、広い範囲を見るのに夢中になり、将来の事ばか
り目を奪われていると、現在手元にある機会はおろか、せっかくの人生も目に入らなくなるようです。人生はただ
でさえ短いのに、無駄な時間を感情の趣くままに浪費するともったいない事になるのです。
 見解の相違という事が起きたのです。早く言うならば、自分の世界に当てはめようとするあまり、私のステータ
スを否定するという大技に出たのです。びっくりしました。その時に、説明すると同時に、冷静に話をしました。
相手は、大いに怒り、私を侮辱するような勢いで喧嘩まで仕掛けてくるのです。私の姿勢というならば、唯々呆れ
てしまうばかりでした。
 ここで、どのような事実であったかを説明するつもりは毛頭ありません。そして私の取るべき態度を探ったので
す。もしここで、憎しみを持つとするならば、他のどんなものよりもエネルギーを消耗すると思えたのです。その
消耗の酷さは、重労働よりも、病気よりも、ちゃんと理由があって心配する場合よりも、はるかにはなはだしいと
思えたのです。だから、憎しみの炎が自分の体内へ入ろうとしたら、すぐさま纏を持って消そうとすることなので
す。その代り、何故そのような暴挙に出たのかを探るのです。
 学位の問題もあるでしょう。男女の違いもあるでしょう。学問的領域の過ちもあるでしょう。さまざまだと思い
ます。そこで、完全に鉄のカーテンで断ち切るという戦略に出たのです。私がこれから推し進めようとする大きな
ミッションの為に、この精神を奪われてはならないと思えたのです。そして神から授かった貴重な精神だから、価
値あるものだけに費やさなければならないと結論つけたのです。
 もうこれで、今回の事件は終了です。もうきっぱりと終了です。私は、今まで人生を全力で過ごしました。確か
にへまもやりましたし、馬鹿もしでかしました。そんなことはどうでもいいのです。毎日を新しい毎日として過ご
したいのです。明日をつつがなく、静かに過ごしたいのです。