2012年5月3日(八段語録1671)

亡くなった親父の誕生日


 家族が根白石の別荘に集まってきました。三家庭の集合です。もう早いもので、親父の葬儀から半年が過ぎてし
まったのです。この集まりは、母親が仕切っています。それも母親は、元気なのです。ありがたい事です。母親を
中心とした兄弟の集まりが、親族の結束を生むようです。それも兄弟仲がいいのです。あの震災が無かったら、今
でも親父は生きているのだと確信するのです。暖房、電気、食糧、あらゆるインフラが親父の生命を奪ってしまっ
たのです。それでも、過ぎたことは仕方がないとあきらめるのです。そして、親父は、親族を天空から見守ってく
れていると思っているのです。
 いつもこの時期は晴れた多いのですが、今年は、残念ながら雨模様です。それでも、楽しく親族が過ごすことが
出来ました。親父は、八十四歳という年齢を全うしたのです。あっという間の生涯であったのでしょう。忙しく働
いて、子供達に真面目な後姿を見せて、生き様の標本を示してくれたのです。それも、日々の親父の姿は、時間が
足りないと思えるように忙しく毎日を過ごしたのです。その期間が無限ではなく八十四歳という事だったのです。
 親父は、八十四歳の生涯で、最上の生き方を子供達に示してくれたのです。それは、今という時をしっかり見つ
めて働くことであるという事を教訓として与えてくれたのです。なさなければならない義務を毎日果たし続けたこ
とになるのです。決して、親父の生涯は悲しみの連続ではなく、一生懸命生き続けてきた人生なのです。男らしく
、手元にある良き日々を生き抜いたのです。
 そして、親父の足跡は、成功失敗に捕らわれない、揺るぎない家族という業績を打ち立てたのです。色々な苦労
の中に、戦い続けて、今の家族があるのです。決して消極的な生き方ではなかったのです。あらゆる創造力を活躍
させ、独自の家風を築いたのでした。我々子供達を、しっかり教育したのも親父なのです。そして、今も心の中に
生き続けているのが親父なのです。