2012年4月17日(八段語録1655)

日々充実


 今の心境は、社会貢献に向けて、自分のできることの全てを投入したいという気持ちになるのです。苦境に立って万事休すという事をまだ体験していないので、出来ることは全て、それをやるという境地に立つのです。もちろん、出来ることがなければ、流されるしかないのです。
 ところで、私は、未来について決して心配していないのです。誰も未来に何が起こるか予想すらできないでいるのが人間だからという事もあります。それでも、今充実しているならば、未来に対して影響を及ぼす力は実に多くあるのです。今充実して取り組んで行くならば、その力が何であれ、それ自体、私を離れて未来を動かすかもしれないという気持ちになるのです。それは、どのような意味なのか、悩んでいる暇もないし、今行っている事が、どのように未来が評価する事など分からないのですが、充実あるのみなのです。
 当然、極真会館の副会長としての位置から、全てを眺めます。当たり前に、グローバルスタンダードという事になります。世界全体に意識が行きます。それを切り口として極真会館という立場で眺める訳です。世界がその全てで、判断できるかというなら、あらゆる
世界の事象に対して、一目で読み取ることはできない事は百も承知なのです。世界の事を考えるならば、手に負えない事ばかりなのです。北朝鮮のミサイル問題も、どうにもできない事であるにも関わらず、このことも手に負えないが、どのようになるべきなのかという事を終始考え続ける訳なのです。これらの問題に正直に答えようとするならば、自分でも赤面してしまうかもしれないほど幼稚なのかもしれないのです。
 それでも、極真会館副会長としての切り口から、判断するわけなのです。このように判断していることを、誰も押しつぶすこともできないし、過去も未来も、私を否定できないのです。唯一つ、今の自分を否定できるのは、今だけという事かもしれないのです。その今でさえ、もし、充実して多くの偉業を成し遂げようと心構えを強く持とうとするならば、その大きな範囲で決めたことに対して、自信を持って取り組むことが出来るという結果を残すことになるのです。
 このように、素晴らしい人生を与えてくれた神仏に感謝の気持ちになるのです。息子の事も気になりますが、そのような事を思い煩うのは、鼠一匹の為に、家中大騒ぎしてしまうだけなのかもしれないのです。それだけに、日々充実です。