本部長通信165 2008年4月28日
現在が勝敗の分岐点(1)
最近のニュースは、明るいことが少ないのです。事件、事故が大半で喜ばしい話題は極力避けているように思えるのです。私達の周囲は確かに悲しみに打ちひしがれている人も多いのですが、反面そうでない人たちも多いはずです。喜怒哀楽が社会に満ちていて、一様ではない現在であると思うのです。
ニュースは悲惨さと不条理を追及しているようですが、人間の本質として、悲しみを嫌います。同時に孤独なことも嫌います。何を願うかというと、喜びと栄光そして幸せなのです。皆が悲しみを避け、幸福を追求しようとしているのに、今のニュース報道の在り方が理解できないのです。各放送局が人の不幸と不条理を、いかにも特ダネであるというように勝ち誇っている姿は疑問を感じてしまいます。
もし、このようなニュースで国民全体を支配しようとするマスコミであるとするならば、その存在は私たちのために何を残したいのであろうかと考えてしまいます。人間は孤独や苦しみを追及するものではないのです。人間は自由な環境で幸せを実感しつつ生きていくのです。マスコミの体質も人間の正しい本質に合致した報道内容にしてもらいたいと思わずにはいられないのです。
師範稽古 連休中にて休み