2012年4月8日(八段語録1646)

全関東大会


 日曜日の朝、新幹線、七時四十九分発の「はやぶさ」に乗り込んだのです。目的地は、千葉の浦安の運動体育館です。数年間この会場では、大会を行ってきました。浦安市長との仲で、会長が優先的に借りられると話していました。到着が十時になっていました。会場の準備は着々と進んでいました。一コートで、五十名を超えるだけの人数ですが、家族的な雰囲気になっていました。今まで、会長が開いてきた大会は、大きなビックイベントにはならないのです。あらゆる課題が克服されないでいるからだと思うのです。それでも、新しい本部長の加入で、動き出そうとしているのだと思えたのでした。
 会長の発想は、やるべきことを、遠くにぼんやり見えるように話すのです。そのような意味では、手近な事に関してのアドバイスは、苦手のようです。そのような意味では、本気になって、会長の構想を実現しようとするスタッフが欠如しているのだという事です。ある意味で、もう手の施しようなない事態になっていたのかもしれないのですが、その会長のおぼろげな、遠くにぼんやり見えるような構想を、具体化しようと、意欲を持って取り組もうとする本部長が現れたことになるのです。決して、その本部長は、おごりもせず、しっかり、責任分担をこなしていました。今までの旧指導者との融和を図っているのです。そして、少ない人数でありながら、内容の充実した大会として終了する事ができました。
 ところで、手塚道場の記録を調べてみるのですが、今回のような、こじんまりした大会をどのように評価する事ができるかという事なのです。そうすると、不安の種が数多あり、その解決がいまだになされていないということなのです。この課題の解決に、取り組む一握りの責任を持つスタッフが現れるとするならば、どのような規模の大会もできるであろうし、家族的な雰囲気を醸し出して、尚且つ、手塚グループの理念に合った内容に成長していくのではないかと思うのでした。一つひとつの問題の本質を正しく掴み、全スタッフが分業して、的確に責任分担を分割するならば、素晴らしい大会になることに間違いないという確信をしたのでした。
 私には、手塚グループの未来が見えるような気がするのです。現実だけを目の当たりにしてはいけないし、育っている芽が出ていることを最大意識すべきであると思えたのです。もちろん、手塚グループの改革の第一歩に過ぎないのですが、手元に来るあらゆる課題の数と質を、クリアできるのだと思うのです。この現実を一目で読み取り、この大会で、問題はなんだったのかをしっかり把握していくべきであると何度も反問するのでした。