本部長通信164  2008年4月27日

人生転換(12)


師範は、宮城県に盤石な基盤を築こうとひとつひとつ布石が打ったのでした。最初は一人ぼっちの戦いだったのです。仙台の中心街の真っただ中で、ゼロから出発した。しかし、極真会館が、思わぬ方向性に進んでしまったのです。仕方がなく、ゼロから宮城野区で始めたのでした。それは何かというと、追われた立場の存在からの出発ということでした。
何故宮城野区であるかというと、故郷だからなのです。故郷で青少年教育の出発を果たそうと決意をしたわけです。そこに集ってきた菅野師範代、宍戸師範代、大友師範代が弟子の立場で支えてくれたのでした。さらに、守護神のような立場で、袋原内科の熊谷先生、学院大学の高橋志朗教授、今野隆吉県会議員と尊い方々が守ってくださったのでした。
そこから、極真会館宮城県本部が急速に発展していったのです。発展は頭で考えることができないのです。勝利させるには、思わぬ方向に突き進んで勝利できなかった失敗の大本の内容を、解決したレベルをクリアしなければならないと痛感していました。
師範の歩みは、師範しかできないであろうと思える道でした。これは師範しかわからない道のりであったと思います。だから声を大にして、人生転換という言葉を掲げるのです。師範を見て、発射台にして人生転換を果たしていく人たちが多くなるだろうと思うのです。
  
師範稽古 連休でお休み