2012年3月6日(八段語録1613)

アカデミックな方向


 朝から雑務に追われているのです。修業を行ってから、千順さんから、下宿の米を精米してほしいという事でした。雑用が山とあるのです。午前中だけでなく、午後までも、買い物や手続き関係に大わらわになりました。夕方までに、雑務を片づけて、国見の指導に入ったのでした。何はともあれ、忙しいという事は、充実していることなのです。そうしているうちに、疲れ果てて夜中には、ソファーの上で寝てしまっている状態でした。
 今まで、長生きしながら、物事に没頭できる性格に感謝するのです。私には、優れた能力はそれほどないのですが、充実する人生を送るという意味では、大切な天性であり、この姿勢が継続されてきたことがありがたいのです。だれかれと比較するわけではないのですが、能力が平凡だけに、力量の点でも才能の点でも、大差が無くても、充実してきたという気持ちになるのです。
 強いて言うならば、特別な能力が二次的に極真空手を通じて、体力が増し加わったという事なのです。体力があるゆえに、誰よりも没頭できる時間が長いのです。私の内容は、はっきり言って二流なのです。それでも、多くの著名人と肩を並べる気持ちになるのです。
それは極真スプリットのゆえであるし、今まで培ってきた体力が、いつの間にかすべきことに、没頭という道を切りひらいているのです。
 ところで、確かに年齢を取れば、額にしわが寄ってくるのです。それは仕方がない事なのでしょう。それでも、心までしわをつくらないようにしているのです。それで、今検討していることは、青少年の健全育成の為に、アカデミックな知的な方向性も良いのではないかと考えているのです。人生これでよいという事はないのです。大きな目標を持つ事は、自分を投入する能力と体力を持つという事なのです
 そこで、「家庭塾」を立ち上げようとしているのです。財団法人青少年交流振興協会の事業という事になります。東京で三日、四日と会議が持たれたのです。そこでの検討は、多くの知識人にセミナーの場を作って、青少年のための教育内容を充実させていくべきであるというのです。私の提案したのが、「家庭塾」ということなのです。極真フェステバルで会議には参加する事は出来ませんでしたが、理事としての意向を理事長にメールで送ったのでした。
 最終的には、6月の理事会で決定する事なのですが、このような意識を持って、熱中しようとするのですから、進歩しながら進む人生であると思うのです。私の興味を持つ事は、このような「家族塾」のような方向性であると再確認するのです。空手道でも当然良いのですが、もう少し、アカデミックな方向性を模索しても良いのではないかと考えるのです。このテーマは、限りなく心を打ちこんでかかれる事柄であるし、今までの人生の集大成であるような気がするのです。