2016年12月22日(八段語録3003)
油断大敵

2016年12月22日 油断大敵
今日も、季節外れの暖かさです。年の瀬にも関わらず、この温暖な天候は、一体どうなっているのだろうと思ってしまいます。午前中無茶を承知で、ブログと動画を六本アップしました。師範室に閉じこもって、文章を校正しながらの録画でしたのでした。頭がクラクラになりました。三千回のブログの完成をはたすのですから、感無量ということです。午後からは、後援会長の博先生と一緒に教室を巡回しました。先週から続いているのですが、出来るだけ、教室を巡回しているのです。道場生の一人一人にメッセージを届けようとするのです。
この巡回が一年の締めくくりになるように、博先生から精一杯のお話をいただきました。議会を二十日に終了したばかりでしたが、時間を割いて頂いたのです。イジメの問題、不審者による子供達への被害状況などです。現状とどのように子供達が対策をしたら良いかということも、事細かくお話をして頂きました。
夕方からは、指導者研修です。菅野師範とも、ゆっくり話す時間を持つ事ができたのでした。道場発展の為に、どのようにしたならば、良いのだろうかという検討もしました。基本は、道場を私物化しないという事です。誰のものでもないのです。ただ、正しく管理しているだけという意識です。あくまでも公的に対応していこうという事です。その根底は、私物化しない事です。私の心は私の物ではなく、動いている私の生命もまた、私のものではなく、望んでいる私の欲望も私のものではないという発想を取るのです。そのような事を考えると、この道場をバトンのように、後世に残して行くのが最良の方法という事です。これが、私達の役割であるという結論を得るのです。極真と共に始まった道場ですから、極真に返すような気持ちにならないのです。いつしか、私物化して滅びてしまいます。
ところで、最近強く感じる事は、日々の極真の活動で、間違いを起こすリスクが高いということです。安全で、安心が当たり前で、事故や事件後が起きては、一大事という事です。
慎重に慎重を重ねて指導するという事です。無数の油断が道場を狙っているという事です。
また、油断の根っこが絶えず横たわっているのです。そのような意味では、あらゆる能力を持って、根絶していかなければならないという事です。いつも、天と地に、公明正大でなければならないということです。道場の全ての事情を、自分自身の事情として対応すべきなのです。極真の理念が、ただの空論で終わるのではないようにするのです。日々の生活原則であるという事を、悟ようにしなければならないという気持ちになります。このような気持ちを掴む為に日々の戦うという事を忘れると、事故と事件が押し寄せてきます。
そんなわけで、油断という大敵を見逃す事なく、慎重に慎重を期して、対応していきたいという事です。もう今日で、今年の稽古はお終いです。各教室に、千本突きをしながら、一年の総反省をするという事です。もちろん、教室が終了しようが、道場生の稽古は続くのです。自分が生きている限り、自分との激戦は続くという事です。 それにしても、公的に今年の教室の終了を見たのです。それだかからといって、道場の全てが終了をしたのではないのです。私自身の闘いはつづくのです。それにしても、人生の中で、一番充実している時期を迎えているという事です。若かりし頃の訓練の全てが、花咲く時期を迎えるのですから、ありがたいことです。感謝する思いを綴りながら、一日を終えるのでした。