2016年12月16日(八段語録2995)
極真会館宮城県本部の方針

道場の運営について、基本的な考え方を述べておきたいと思います。指導者の意思決定が、道場生の全員に伝わる事です。絶えず、風通しの良い、道場運営を心がける事です。
さらに、この道場で育った、新しい指導者育成を図ります。運営するにあたって、自前の盤石な基盤を作っていくという事です。指導者になる事は大変な事です。その指導者に多くの道場生が連なるのです。安易に有段者にすると、取り返しがつかない事もあります。
経験済みです。反旗をひるがえし、道を異にした輩も、かつては、排出してしまったのです。もう同じ過ちはすまいという、気持ちは強いのです。今の道場生で、昇段しようとするであれば、しっかり教育です。焦らず、諦めずに指導者として、より良き方向に伸ばします。家族に、限りなく近づけていくという、発想なのです。本部スタッフに対しては、絶大な信頼を置いています。この姿勢が貫かれ、道場生の質と量が、拡大する兆しを見せているです。この道場が、大変な起爆力をもって、前面に進軍する時を迎えているのです。
さて、私達のグループは、他の派閥にはない、しっかりとした理念があるのです。それは、「家族・対話・自然」という武士道としての、根幹を貫くのです。この理念に賛同して初めて、入門という事になります。道場生ばかりでなく、御両親にも適応するのです。
稽古をする道場生だけが、道場生ではないのです。ご両親が、稽古を見学する時も、ご両親も指導するのです。メールや電話は道場では御法度です。また腕組みをしての見学は、禁止のなのです。要するに、親子を含めて、道場生という事です。この事は、入門時入門必ず説明します。納得もして頂くのです。もし、難しいようであれば、入門は許されないという事なのです。つまり、道場に関わる全ての人は、道場生として、取り扱うのです。
そのような意味で、より健全な道場なのです。決して曖昧にしない、腐敗しない道場を、建設していく事に心がけているという事なのです。
ところで、かつて、離反した輩を排出したという問題は、反省します。しっかり対策を練っているのです。代表師範としては、教育者ですから、深い愛情を持って、抱擁します。しかし、それだけでは、大きな穴が開くという事を悟らされました。人に対しては、しっかりチャックしなければならないという事です。このチェック機能が、必要なのです。財務面はもちろんの事、人材管理に身を乗り出してくれたのです。もう戦国時代の、下克上問題にならないように、目ざとく指摘するのです。ガン細胞は、早くから取り除くという戦略を、立てるのです。このようなチェックは、組織の全ての状況を知り尽くし、何か課題がある時には、摘出施術をするのです。しっかり、善悪を分別するという作業をしてくれるのです。この事に対しては、組織防衛からして、しっかり、配慮しているのです。
このような責任ある本部スタッフによって、対策が練られるのです。さらに、理念を徹底させせるという、しっかりとした価値観を持って、対応しているのです。そのために、僅かなトラブルはありますが、スムーズに組織基盤が、日を追うに従って、充実しているのです。理由は、人を憎まず、罪を憎むという姿勢で、対応するのです。それが、私達の姿勢なのです。大会で鉢合わせしようが、挨拶をします。そして、何事もなかったように、対話をするのです。心の傷は確かにあります。しかし、たとえ反旗を翻したとして、それなりの理由があるのです。無下に否定するという姿勢は取らないのです。「お互い頑張りましょう」という結論に至るのです。それが私達の家族理念なのです。