2016年12月2日(八段語録2979)
道場の未来(2)

ヨーロッパと日本をトンボ帰りで往復しました。時差が体調を崩壊させているようです。
本調子ではない体を鞭打って、トレーニングを始めました。もう若くはないので、トータル二時間ということに、今月から短縮です。ストレッチを入念に行ってからの、慎重を期しての、筋力強化です。別に、酒もタバコもやらないので、刺激を肉体のメンテナンスに重点をおいているわけです。かつては、150キロぐらいのベンチプレスの上げ下げを平気で行っていました。また、230キロのバーベルを担いでスクワットを行って、無茶を平気でするのです。しかし、最近は、50キロぐらいで、留めているのです。もう選手でもないし、リハビリの一環として、トレーニングとしての位置付けです。それでも100キロを超える巨体を維持する事は、至難の技という事です。体重を落とすようにと妻から苦言を呈されています。それでも、恵まれた肉体を維持するのも、自己の満足に、繋がっているのでしょう。
決して痩せよとは思わないのです。それよりも、青年のような勢いを、維持したいという事なのです。
さて、世の中の動きと、自分の人生は、常々関係を持たせているのです。理由は、私自身が、歴史上に生きていた存在でないのです。現実の世界に身悶えしているのです。決して、客観的には、思わないのです。トランプ氏が大統領になるという事、韓国大統領の事件、安倍総理の政治手腕、全て、自分の人生と関連づけているのです。私と関係なく起こっている現象ではないという捉え方です。ただニュースを、傍観するのではないのです。この時代に生きているということを、絶えず実感するのです。そして、あらゆることを指針にし、教訓にする訳です。それで、この時代の主人としての、心構えを持つという意識なのです。
それは、生意気ですが、この時代に責任を持つという事です。
ところで、日々の意識は、この壁を越えていくのに、どのようにすべきであるかと発想する訳です。もちろん、私の大切なステージは、極真会館宮城県本部なのです。それを、世界情勢と関連づけるのですから、大胆です。世の中に、理想的な、極真の伝統をたてようとするのです。それは、わずかな事かもしれません。しかし、私からするならば、世界的な事件ということにするのです。それだけに、極真精神の種を蒔くことに必死です。指導員の不足も目に付きます。それでも、あらゆる不足に目をつぶって、極真精神に結実させようとするのです。指導員の中には、平気で仲間を大切にしないような言動をする人もいます。それでも、世界情勢と連動していると考えるのです。その現象を極真精神の種で持って、解決しようとするのが、私ということになる訳です。結局、私が主張する事は、自分に戦って勝つことです。自分の責任を果たす覚悟を持たなければ、誰からも信頼されないという事です。しかするに、仲間を、自分以上に大切にしなければ、自分も大切にされないという事です。そのような簡単なことでも、分からなくなってしまうことも、あるのです。これが、ブラックボックスにはまるということでしょう。指導員の位置にいるならば、道場生も、自分の分身ということになります。武士道ですから、孝子の立場、忠臣の立場は、確保していきたいものです。
当然、私自身、戦いの真っ只中です。そんなことも、こんなことも、全ては消化しなければならないのが、代表師範ということでしょう。また、一途な忠孝の道理を指導員は、築いていくことができるようにということです。そうする者だけが、最後の勝利者ということになると思うのです。