2012年3月5日(八段語録1612)

家族塾


 朝は、三月なのに吹雪いているのです。朝三時半に起床して外に出かけると、道路は、厚雪になっていのです。色々と、報告書に、二日間あった内容を書き溜めながら、ちょっとした、充実感を味わっているのでした。この天候ですから、四時半には、朝の修業の中止を博先生に連絡したのです。私はというならば、チラシを配布して、事故でも起こしたら大変であると思って、ひとまずジョイフルのファミレスに退避しながら、医学の勉強を始めているのです。
 今は、解剖学から始まっているのです。理由は、来年、還暦を迎えようとしていることもあって、六十年間お世話になった自身の肉体の研究に勤しもうとしているのです。どのようにして、私が成長し、充実して、大きな病気もなく今まで歩んでくることが出来たのかという事の勉強なのです。細胞学から組織学そして骨格まで勉強は及び始めました。パブロフの医学の教科書を中心に、小川教授が翻訳してきた内容のようなのです。今は、船戸教授が仕上げているという事なのです。とても有意義です。
 モーニングコーヒーを飲みながら、難しい用語を辿って、自分の肉体に照らし合わせながら、人体のメカニズムに感動を覚えるだけでした。これから、基本的には、一千日の間、人体について研究する決意を固めているのです。最終的には、ゴールとして国家試験の柔道整復師の資格が得ることが出来れば良いという目標なのです。昨日が国家試験当日であったようです。息子が四年間取り組んできたものの、未だ試験を受ける段階ではないと卒業すらさせられない状況ですが、それでも、親としては、もう一年で形をつけようじゃないかと語りかけるばかりなのです。
 ファミレスで勉強をしていると、千順からの連絡で、ニトリに一緒に出かけて欲しいという事でした。カーテンの長さを測ることと、生地の決定をする事でした。長い巻尺を用意して、三か所のカーテンレールを測り、その部屋にあった生地を選ぶのです。もう既に決定していて、私は同意をするだけという事なのですが、それでも妻と一緒にいることは、うれしいものです。
 ところで、会長と共に、極真空手に取り組んでの、人生を歩んできたのですが、「家族、対話、自然」という理念を原点としたのでした。その理念を、普遍化するような事も必要ではないかと考え始めているのです。道場で極真空手を学ぶ道場生にとっては、自然に浸透していく事ですが、やはり一般に人々に浸透するわけではないのです。そこで、我家で、家族塾を開講したいという気持ちになっているのです。そのような家庭塾、塾長としても社会に貢献する事ができることが良いのではないかという、気持ちが膨れ上がってきます。
 個人的には、人間のメカニズムに関心を持ち、家庭においては、絆を高めて、人間らしい生き方を提示していく事も、必要であると感じるこの頃なのです。幸いに、私は、大きな罪も犯すことなく、空手道に励み、妻と出会い、子宝に恵まれ、その子供達が巣立とうとしているのです。私の人生は、実に当たり前の事なのです。その当たり前の家族の原則を伝えていく事も役割ではないかと思うのです。
 この信念は、私を強くしているようです。自分の人生に何の疑いをも持っていないのです。その疑いが無い事によって、活力が増し加わっていくのだと思うのです。別に歴史に残すようなことではないのです。偉大な事でもないのです。ただ当たり前のことを、情熱を持って熱中してきたのです。私が人生において、捧げてきた、血と労力と涙と汗を、人生に迷い、自殺まで追い込まれている人たちの為に、光明となってあげたいという欲求が湧いてくるのです。そのような事を考えながら、過ごした一日でした。