2016年11月22日(八段語録2969)
道場生の調和(14)

早く、文章を書いている、六時前に、突然、地震が襲ってきたのです。アイホーンに地震情報が鳴り響くのです。すぐに、地震で揺れ始めました。結構、激しい揺れでした。それから、消防局から消防団の招集メールが入って、一目散に、仙台東消防署に駆けつけて行きました。津波注意報の発令でした。東消防署の消防団本部に陣取り、津波の推移を見守りました。東日本大震災でした消防団員が殉死した経験から、三十分だけの広報活動をするということでした。広報車で避難を呼びかけるようにすぐに、指示を出しました。その後、福島の海岸沿いに津波避難指示が出されていました。小名浜で九十センチを観測したのでした。それでも、収まる様子なので、自宅待機の指示が出たのです。ところが、仙台港に一メートル四十センチの津波が押し寄せてきたのです。再び、招集です。そして、仙台は、津波警報に変わって、再び、広報活動を三十分だけの海岸沿いで行って、退避です。結果、大事になることなく、午前中には、避難解除になりました。東日本大震災を思い起こす出来事となりました。今回は、被害が最小限であったのですが、それでも漁業に携わる漁師にとっては、カキやホタテの養殖イカダの被害で大変なことであったのでした。
さて、道場生は、全員無事でした。けが人もなく、夕方には、稽古を行う事が出来ました。
また、通常通り、新規来場者も訪れてくださったのです。朝は緊急事態で、午後からは、平常通りという一日でした。もう少し、地震の規模が大きければ、大変な事態になっていたかもしれないと思うと、胸をなで下ろすばかりでした。それにしても、平凡な一日を過ごすという事が、このような地震と津波に見舞われると、大切さを実感してしまうのです。日々の生活が感謝という事を忘れずに、過ごして行きたいという気持ちになります。若い時期と違って、無限大に広がる、理念と思想を持って、人生を歩んでいるのです。慌てることは、全くないのです。極真を座標軸にして、日々を過ごすのですから、幸せであり、力も湧いてくるというものです。世界を股にかける極真の旅人ということでしょう。その道を守る事ができ、歩む事ができるという事なのですから、我ながら素晴らしき人生かなという気持ちにもなります。
ところで、道場生と共に、この道を歩むという決意は、このような地震と津波が来るということも含めて、先頭にたって、立ち向かおうということです。今、私が最も貴いという道は、極真のという舞台を中心に生きることであり、それが生活になっているということなのです。この、極真のという道には、道場生も、家族も、日本も、世界も入っているのです。ありがたいことです。道場生の中に、私の体に気をつけ使ったくれている薬剤師の先生がいるのです。懇切丁寧に、どのように、食事を対処しなければならないかという事を、事細かく、資料を含めて指導してくださる文書をいただきました。心から感謝です。これも、極真の道を歩んでいる恩恵であるとおもっています。人それぞれ、人生はあるでしょうが、私にとっては、極真の道を歩むという事が一生の目的であり、最大の幸福であると思っているのです。今の私の心は、おだやかなのです。
そして、空気のように、空なのです。私自体の観念は、極真に連結するということだけで、道場生が入ってきます。もちろんの、世界の道場生と連結されるのですから、このような極真の観念は素晴らしいものがあると思っています。そして、日々注入されているように思うのです。極真で鍛えていく体と心を持って、日々新しい自分の姿を追求していく事が出来るようにと思う一日でした。