2016年10月15日(八段語録2931)
勝利の道(15)

 日本が直面する課題があります。少高齢化と家庭崩壊という事があげられます。
少子化に関しては、主に、急増する若者の「晩婚化」と「非婚化」があげられます。
このような未婚の背景には、個人ライフスタイル維持するという事と、低賃金という事があげられます。もうすでに、若者の三人に一人は、「結婚願望」がないという事なのです。
当然、出会いが減少している事もあります。また経済的不安があるのです。独身貴族といわれるように、自由と気楽さを失いたくないという若者が増えてきているという事です。更に、結婚して家庭を持ったとしても、日本でも三組に一組が離婚するという現実があるのです。
これは、家庭の愛情機能崩壊の危機に立たされていて、次世代を担う子供が可哀そうという事になるのです。負の連鎖が著しくなっているという事です。
家庭こそが、外で闘い傷ついた心をいやす、安らぎの場という事でしたが、しかし現実には、家庭こそがショックの震源地になっているという事でしょう。それはまさに家庭が崩壊しているという事なのです。人々が家庭本来の尊い意義を喪失してしまっているのです。
更に、最近は、深刻な青少年の自殺が増えているのです。まして、同性婚の合法化がすすめられている現状は、ますます少子化を促していくという事でしょう。
 さて、高齢化に関しては、医療費の増大、社会が高齢者に対して、対応していく速度が遅いという事です。この問題をここで表現すると時間が掛かり過ぎてしまいます。それだけに、割愛しますが、それでも、一つとして、現在地方自治体数が1738カ所あるのですが、このまま少子高齢化が進むならば、2040年には、約半数の896カ所が消滅の危機に陥るというのです。現に、石川県の小さな町では、五十年前に、小学生が二百人を超える生徒数が、今では、二十数人という事なのです。まして、高齢者が大多数を占めるようになり、そのうち、女性の高齢者が四分の三以上という事なのです。これでは、日本の将来が危ぶまれてしまうのも納得する事です。それ故に、全国知事会が「少子高齢化非常事態宣言」を採択したという事もうなずけることなのです。
 ところで、この問題を解決するというと、大げさになるのですが、家庭本来の尊い意義を見出そうとするのは、武道精神であり、この手塚グループが主張するところなのです。確かに身を治めて修行をする道なのです。家族を大切にするというのも武道精神の根本なのです。人間の幸福の原点は、家庭にあるというのが手塚会長の主張なのです。それ故に、希望の拠点が、家庭にあるという事を宣言しつつ、空手道に励むという事です。そのような意味では、極真会館という団体は、特命を受けていると思っているのです。厳粛に、少子高齢化の問題に取り組み踏み出す第一歩として受け止めているのです。人としての補給地を家庭に置こうという運動が、起きてもいいのではないかという気持ちがあるのです。
身体の補給地は、食料という補給を受けることが出来ますが、心の補給地の家庭を見失ってはいけないという事です。
 このような社会に対して、一石投じる極真としての役割があるのではないかと思うでした。これに対しては、突撃命令が下っていると思っているのです。教育は、長い目で見ていかなければなりません。それでも、寝ようが覚めようが、食べようが食べまいが、そのような問題意識を抱いて、日々歩んでいくという事です。社会の正しい方向を実体でもって示すのも私達であるという覚悟なのです。