2016年8月13日(八段語録2869)
決断(13)

  気楽に、日々を過ごせば良いものでしょうが、私の性分が許さないようです。今日から、ポーランドにおける、ヨーロッパ大会参加に向けての、準備を始めました。準備と言っても、何のことでもない、コミュニケーションが良くできるように、英会話を4か月でマスターするという事です。会長から、英会話の教材を送って頂いたのです。そして、取り組むという事です。いつも、語学に関しては、挫折だけが記憶に残ってるだけです。実際に現地に住んだことが無いので、ちょっと学んでは、遠ざかるという事の、繰り返しなのです。今まで、極真空手を、海外で指導するようになっても、通訳頼りという事で、努力しないのです。空手を教えれば、通じるだというという、安易な発想は続いたのでした。今回は、そうはいかないという事です。というのも、通訳は、アメリカの伊藤師範に任せれば、大丈夫と思っていたのでした。ところが、今回のヨーロッパ合宿の時、パスポートの期限が短いという事で、アメリカから来ることが出来ななったというハプニングが起きたのでした。それで、会長からも、学ぶようにという指示を受けたという事です。
 今回の語学学習は、本気モードにならざるを得ないという事です。期限を区切って、ヨーロッパ大会まで、学び続けるという決断をしたという事です。さて、本当に学んでいくのかという事なのです。それは、まさに語学学習という、試練に耐えることが出来るかという事です。これが問題です。もうすでに、海外は十数回の、遠征を数えるようになって、多くの海外の師範たちとも親しくなったのです。人間関係が密になっているだけに、しっかりとした、コミュニケーションを図りたいという、欲求は高まっているという事です。それで、この課題をしっかり捕まえることが出来なければならないのです。今日は、英会話学習一日目という事です。まず、CDデータを、アイホーンに取り組むという作業をしました。22枚の教材を一挙に三時間余りで、入力完了です。準備万端にしたのです。後は四か月継続する事です。不安は募るばかりですが。
 ところで、これまで、海外の人と交流するだけでなく、指導者としての立場で対応してきたのです、それは、極真空手の師範であるという事からなのです。要するに、極真空手という道を究めたという事で、新たな世界が開けたという事です。それも海外で、十数年指導し続けているという事ですから、奇跡という事でしょう。今回、私自身、英会話を学ぶという動機の一つに、ヨーロッパでの指導者の離脱がありました。とても悲しい事でした。とても悔やまれるのです。それでも、だからと言って、後退という道は無いのです。裏切られても、背を向ける道は無いのです。歩み続けていかなければならない、道しかないということなのです。組織の責任者という道は、心がどれ程、いらだち、どれほど深刻になっても、前へ進むしかないのです。私自身、組織の落伍者にはなりたくないのです。強く雄々しい心を持ちたいのです。最後まで耐えて、組織を守る者とになるという事です。
 それだけに、見当がつかない程、遠い道を歩もうとするのです。それが、再び語学を学ぼうとする動機という事です。語学を学ぶ動機は高尚でも、その道はちょっと厳しく思えます。その気持ちは美しいのですが、実践し続ける現実は困難なのです。それでも、心の中では望みを持っているという事です。今回は、語学学習は運命と決めています。途上で疲れずに、大げさではありますが、耐え忍んでマスターしようと思うのです。