2016年7月31日(八段語録2856)
肉体の微調整

 オランダ・ロッテルダムのホテルに、会長と一緒にいます。ヨーロッパにいても、どこにいても、7月31日という事です。オランダの先生、ピーターに案内されて、博物館に行ってきました。アムステルダムの美術館に案内されると思っていましたが、ここは、ロッテルダムという事で、コンパクトな博物館に案内された訳です。それでも、千五百年代の聖画がたくさん展示されていました。一緒に昼食をしました。日曜日ということで、ストリートは歩行者天国になっていました。歩道までテーブルが並べられていて、生バンドや様々なイベントも組まれる中で、お酒と食事を、楽しんでいました。ところで、四十代までは、日本中を回りましたが、五十代に入ってからは、ヨーロッパ、ロシア、アメリカにも活動の舞台を広げたという事です。極真空手という、そんなに世間では認められていなかった団体に、入門し、多くの夢を見させて頂きました。こうして、会長と共に、極真ヒストリーを描けるという事は、幸いであるという事です。
 今思う事は、裸で生まれてきて、裸でこの世を去るのですから、いつも幼子のような気持ちでいようと思うのです。色々な人生という着物を着せて頂いて、また様々に食べさせていただいて、この大地に育てて頂いたのです。それ故に、自然に包まれながら、健康で過ごして、私が成すべきミッションに向かって、投入していきたいという事です。とにかく、心と体が健康で、充実した生き方ができるようにと願うばかりです。もちろん、私には、あの世に持っていくべきものはなく、一生懸命ミッションを行ったとしても、何一つ成果が実るというものでもないという事です。その為に、充実した生き様を心がけたとしても、何を取っても誇るべきものではないという事は、十二分に理解するのです。それでも、満足し充実しようとするのです。自己満足ではあるのですが、勝利の権限を身を持って、人生を歩めるという特権を持っているという気持ちを持とうと思うです。
 とにかく、手塚グループの今後は、私達の双肩にかかっているという事です。見た目には何でもないのですが、誇らしく思える、極真にしたのです。尊く感じることのできる極真に成長させたいという事です。確かに今回のヨーロッパ訪問で感じたことは、困難な事も多分にあるという事です。それでも、今は会長と共に行き、悲惨な事にぶつかったとしても、会長と共ぶつかり、困難な立場に立ったとしても、しっかりと立ち上がる事の出来る姿勢を持ちたいと思うのでした。その為にも、肉体の微調整は必要であるという事です。風邪が長引く原因は、何であるかという事を突き止め、いっそう胸深く、この道に対する確信を強めていきたいという事です。明日に向かって、前進し前進を重ねることが出来る指導者として、しっかり根付いていくように、心がけたいのです。どんなに行くべく道が険しくても、会長の前に重荷とならないようにという事です。
 精一杯、日本中を回り、世界中を回って、傷を負い、辛い事を感じたとしても、それに負けない原動力を見出して、頑張ろうという事です。もうほんの一握りの人生しか、残っていないのです。その為にも、肉体の微調整をしながら、真摯に、極真の道に邁進していきたいという事です。まだまだ果たさなければならない役割は、多く在ります。心に定めて、いざ出陣という事です。