2016年7月30日(八段語録2855)
ヨーロッパ遠征(6)

前日には、さよならパーティーを行って、それなりのサマーキャンプでの、恩恵を味わっていました。本当に、ブランチの師範や道場生に、安堵の笑顔が輝いていました。次の日は、後片付けと、昇級と昇段の結果発表と、ゲネック師範からの総括があり、会長と私は、通訳もいませんので、聞き入っていました。ヨーロッパサマーキャンプが、終了して思う事は、検討すべき事は様々ありますが、それでも、ゲネック師範を中心として、体制が整ったという印象を受けました。新しい手塚グループの、秩序の始まりという事です。今までのアラン師範の苦労を、無駄にすることなく、ヨーロッパボードの、新しい出発になるように、願うばかりです。手塚グループを中心とした、家族組織を持った、初めての武道団体の、理念の土台を備え、新しい世界へ向けての出発という事になりました。要するに、また新しい歴史の門を開いたという事になりました。その業績を、ゲネック師範が主催するヨーロッパ選手権大会で現そうとするのです。今年の11月26日になるのですが、当然、会長と私も出席して、新しい歴史の一ページにする事に決定しました
 会長が、ヨーロッパ選手権大会に出席して、ゲネック師範を名実共に、ヨーロッパの責任者にするという事です。新しい夢を見ることが、出来るというものです。このとてつもない、ヨーロッパ選手権の大会を、成功裏に収めることによって、次のスッテップに進んで、揺るがない基盤の土台にするという事です。ヨーロッパの国のブランチの師範が、離反するという悲しい事実を乗り越えて、より結束を固める時間となりました。紳士でまじめなゲネック師範を頂点とする、体制の総仕上げになったという事です。私自身も、関心をヨーロッパに持ちながら、しっかりサポートしたいという心境になっているのです。とにかく、ヨーロッパボーダーの体裁を、整えることが出来たわけです。11月の大会で、権威を備えるようにするのです。また、手塚グループのモデルとなる事が、出来るようにと願うのです。
 午前中に、オランダのピーター先生が車で、ロッテルダムのホテルに送ってくれたのです。そして、夕食を、会長、私、サンダル先生、ピーター先生、アラン先輩の家族と共に、楽しいひと時を過ごさせて頂きました。会長はしっかりと、手塚グループの理念を英語で伝えたのです。苦手と言いながら、相手に家族であり、コミュニケーションが必要であり、自然を愛するグループとしての、主張をされていました。また、手塚グループの発足も由来も英語で話していました。オランダは白夜ということもあって、夜になっても明るいのです。静かなアラン先輩の自宅で、ヨーロッパを満喫させて頂きました。
 その後、ホテルにて、会長と枕を並べて就寝という事です。ツインなので、神経質な会長は寝苦しそうでした。結局、キャンプ場、ホテルと、一緒に過ごさせていただきました。今回の遠征を通じて、何よりも、ヨーロッパを近く感じたのです。もちろん、もうすでに、十年近い、年月行き来している訳ですから、当然と言えばそうなのかもしれません。また、オランダの道場も見学させて頂きました。幼稚園と教会に囲まれていて、バスケットの試合ができるほどの、広さでした。神前の壁に、マジックで極真会館、手塚グループ、会長手塚暢、副会長森義道とサインしてきました。良い思い出になりました。