2016年7月14日(八段語録2839)
渇望(10)

 仙台市立宮城野中学校で、「社会を明るくする運動」の講演会を持ちました。東警察の生活安全課の竹内さんが「まけないよ」の、対策講義をしてくださいました。中学生一人一人が真剣になって、聞いていました。それから、市会議員の渡辺博先生が、竹内さんの話をベースに「社会を明るくする運動」の骨子と、生徒に向けての熱い情熱のある熱弁で、会場を沸かせていました。生徒の心と身体を守るための、社会の動向を、事細かく話してくださいました。社明からは、標語の応募をしていましたので、最優秀賞の発表をさせて頂いて、記念品を贈呈させて頂きました。二つの標語は、宮城野中学校の校門に、社明の看板を立てて、実名で、作品を掲載させてもらうという事になりました。地域の社明の活動として、生徒の心と身体を守るのが、役割という事になります。一人一人が、勝手な行動し、親や学校に迷惑をかけることが無いようにという事と、本人が健全に成長してくれることを願ってという事になりました。
 中学時代は、心と身体のアンバランスな時期です。ちょっとした気のゆるみが大きな事件に巻き込まれてしまうという事です。加害者にもなるし、被害者にもなるのです。そのバランスの取れない心身で、喘いでいる生徒に、光明をもたらす講演がなされたという事です。渡辺先生は、宮城野中学校の同窓会の会長であり、実に学校との連携を取られているのです。信頼されている方が、講演するだけで、生徒に響くものがあるというものです。講演自体、強力な生徒を、復活させる力が加わっているようでした。その他に、学校の記章が記されている最も目立つところに、五本の昇り旗を立てさせていただきました。また、生徒には濡れテッシュを配らしてもらい、夏を乗り切ってもらおうとする気持ちを、表現させて頂きました。
 ところで、「社会を明るくする運動」が地域でしっかり根付くようになってきていると実感するのです。かつては、校長先生からして、理解を示してもらえず、学校スケジュールを優先して、私達が入る余地など、全く無かったのでした。それが、今では、スケジュールに社明を入れて頂き、この時期、学校で社明活動をするものと、心得て頂く伝統が立ってきました。だからと言って、昇り旗を立て、濡れテッシュを配り、講演をしたからと言って、まだまだ不十分なんです。私達が、地域と連携しながら、生徒を守るという気概も必要になってきます。そのような学校との連帯を、積み重ねながら、明るい地域を守っていきたいと思うのでした。
 今は、小学校・中学校と地域に守られて、大きな事件もなく、過ごさせてもらっています。それでも、満足しているという事ではなく、何か問題があった時の学校から地域に、一斉メール配信とか、防犯カメラ等、様々な取り組みが必要になってくることは間違いないのです。私達の街も、行政と連帯しながら、取り組む課題をしっかり優先順位を立てて、守り抜いていきたいとい思うのでした。「社会を明るくする運動」は今年で、六十六回になります。益々、相次いで現れる課題が出てくるでしょう。このような地域との連帯を取るならば、恐れるような闘いではなく、あらゆる状況にぶつかって、乗り越えて行く覚悟ができました。生徒に強い心と強い恩恵があるように祈るばかりでした。