2016年7月5日(八段語録2830)
渇望(1)

 体調不良が十日以上も続いています。それでも、無理をしようとするのですから、神経がおかしいと思われます。活動時間が制限されるし、稼働率が健康な時の30%も発揮されていないのです。それでも行く道を決めて、闘おうとするのですから、精神力が強いのか、只のバカという事なのか、混迷しているようです。どちらかというと、人に管理されるのは嫌なので、自らスケジュールを立てて、あらゆる状況を見極めて、行動するという事になるのです。肉体の限界にも挑戦という事に、いささかの迷いはないのですが、すぐに疲れます。このような状態でも、極真の道を探し求めようとするのです。風邪を引いているのですから、健康の回復に専念すればいいのですが、気質として、一歩前に進もうとするのです。肉体の不調状況は続いているのですが、その中でも、いろいろと対応しようとするのです。
 さて、世界も混迷しているようです。イギリスのヨーロッパ共同体の離脱やら、バングラデッシュの邦人が犠牲になるテロ事件などを見ても、明らかになっています。そのような世界情勢の中で、本物の道を選択するのは難しい事になります。そのような状態に私達の時代は、置かれているという事です。極真の道を歩むという事にしても、稽古だけをすれば良いという事ではなく、自分が信じることができる、中心を求めていくという事が必要であると思うのです。そのような気持ちを維持してくために、自分の肉体を健康な状態に収拾しなければならないのは当然なのです。それだけに、精神を収拾し、生活を正しく管理し、しっかりとした、理念を築いていく事が出来るようにと願うのです。そうして、自らの、個性としての天性に頼って生きることができるようにという事です。 
 ところで、このような混乱している世の中に住んでいという事ですから、自らの心身を、自由にしていくという事を、メインにしようとするのです。理想だけではなく、生活の中で、身体を持って、切り開くことができる歩みをしようとするのです。少し、今日は身体も調子が良くないのですが、今日は、気持ちも、ちょっと悪いのです。世界の情勢を分析して下さる、偉い先生の団体に、会場を、お貸ししたのです。当日、団体のスタッフが、会場準備に追われていて、私が十時に会場に到着した時には、もうすでに、椅子と机を並べていました。講演も、納得することができました。先生を秋保温泉に招待して、一緒に食事を取り、温泉に入ってもらって、私の別荘に休んでもらいました。次の日、朝食を一緒に取って、色々話すことができました。午前中には仙台駅でお見送りして、会場に戻ってみると、片付けることも無く、そのままになっていました。常識を疑ってしまいました。それも、私の身体は不調なのです。
 素晴らしい話を聞かせて貰ったものの、現場のスタッフが、後片付けもせずに立ち去っていく事に、幻滅さえ感じました。講演の内容が、世界情勢に卓越して素晴らしかっただけに、後片付けもせずに帰ってしまう団体に、幻滅という事です。心を整理しながら、一人、椅子と机を片付けたのです。申し訳なかったというメールは入っていましたが、私の心が整理されるまで時間がかかりそうです。男性スタッフも来ていました。寛容な気持ちを、その団体に持つまで時間がかかりそうです。世界の情勢よりも、会場を正しく管理してもらう事が先決であると思うのでした。