2016年6月28日(八段語録2823)
熱望(20)

 「社会を明るくする運動」の、七月から始まる強化月間の前ですが、仙台市立原町小学校の校長先生との打ち合わせで、本日6月28日小学校の放送施設を、お借りして、全校生徒にテレビで、社明運動の趣旨と生徒の夏休みを迎えての在り方を、市会議員の渡辺博講師に分かりやすく訴えてもらいました。正直、このように全校生徒に、テレビを使って語り掛けるという事は、初めての試みという事です。このような方法を、校長先生と教頭先生との提案でなされました。毎年上級生だけ、体育館に集まってもらって、講演を行っていましたが、今回は、全校生徒の前に、視聴覚施設を使っての講演となりました。このような企画を提示されてから、講師の渡辺博先生は、打ち合わせを綿密にして、講演内容の吟味してくださいました。結果、小学生に対して、心が宿る地域のお父さんのようなお話になりました。実に愛情あふれる、お父さんの講演のように生徒に響いていました。
 さて、この時の講演に先立って、名前を表記したテロップを、博先生から準備していただきました。そこでのスタッフの短い挨拶にも、地域で生徒を守るという、社明の心遣いを表すことができました。「社会を明るくする運動」で、どのように地域に、根差していくのかという事を、暗中模索してきましたが、活動が知らず知らずに、学校との連帯を、図るようになり、浸透するようになってきたのです。かつて、社明の諸先輩が模索して、街頭でのチラシ配布から、電柱のピンクチラシの撤去を中心に行ってきましたが、より教育機関との連帯を図るように、変化してきているのです。それは、社明スタッフの、クオリティの高さもあると思えてならないのです。何故ならば、影響力のある、自前の講師陣が存在し、信頼されるような状況で、訴えることができるという事なのです。
 ところで、今年の「社会を明るくする運動」は、毎年の反省に基づき、進化しているように思うのです。小学校・中学校の校門に、社明運動の旗をなびかせることができ、原町の中心に位置する、カッコウ公園にも、渡辺博先生のお力で、設置することができるようになったのです。また博先生から、社明のこのような運動の、重要性を表現していただきます。内閣総理大臣から行政にメッセージが届けられ、知事や市長が先頭に立って行われる内容である事も、相当啓蒙してくださるわけです。社明運動が地域に宿るようになり、子供達の心と体に留まるようになると、地域の「見守り」を一段と、強化してもらえるように思えたのです。地域社会の愛情がなければ、子供達が安心する事が出来ず、現代社会で、欠乏している愛情の波を注いて、もし罪を犯すような青少年がいるとしても、再生の恩賜を呼び起こす地域として、守られるように祈らざるを得ないのでした。
 私達の立場を、しっかりと根付かせ、心が痛まないような、地域社会を思慕していきたいと思うのでした。その立場を守り、あらゆる団体と強調しながら、結束を固めて、歩み抜くことが、私達の義務であると思うのでした。本当に、一人の力はわずかですが、十二名の社明メンバーと共に歩むならば、道はより開かれるという確信に至ったのでした。文殊の知恵とは、決して一人で生まれるのではなく、スタッフ全員の力で成就できるのであることを確認することができたのでした。