2016年6月3日(八段語録2798)
希望(34)

対象者A
5月15日
 丁寧に迎えてくれます。庭を散歩したり、階段を上り下りしたりして、健康管理をしているという事です。このような環境は、戦後、他国で生活していた時よりも、恵まれた環境であるというのです。本当は実家でゆっくりしたいという事でしたが、それでも、本人は、感謝しているという事なのです。面接の日を大切にしてくれます。そして、笑顔で迎えてくれるのです。そして、面接期間が終了するまで、健康でいなければならないとよく話してくれます。その日を希望の日としているようです。一か月二回訪問してくれることを大事してくれています。もちろん、観察期間が終了しても、心は解放されないという事を重々承知していても、区切りとしての一日を待ち焦がれるようにしているのです。いつも訪ずれる度に思うのですが、人格者でもあり、温かい人柄であるのです。ただ、息子との関係は、この件を通じて、ちょっとこじれているという事を、嘆かわしいと話しているのです。
6月1日
 この日も、暖かな穏やかな日です。ホームの庭を散歩して、二階の個室に上がってきたばかりという事でした。生きているという事に感謝していました。今でも、本を読んだり、テレビを眺めたり、意識して身体と頭を使うようにしているのです。今日も温かく迎えてくれました。私の体調を気遣うようにして対応してくれます。しっかり保護観察期間で、やるべきことが、悔い改める事であり、かつての夫婦として過ごした時代を、大切にしようとしているようでした。もちろん、息子との関係の修復を願うばかりだと、言葉でも話してくるのです。心から、健康で過ごしてくださいと祈るような気持ちで、訪問先から返ってきました。
対象者B
5月1日
 教習所で免許の練習をして、無事合格、普通免許を手にして、自信もって返ってきました。新しい行くべき道をこれから希望に溢れて踏み出そうという事でした。しっかりと施設で研修を受けて、新しい価値の基準を身に着けたという事を話していました。特に読書が習慣になったという事です。社会に認められる人格になり、家庭や会社で調和することができる人格を身に着けようと考えていました。実際にそうすることができる人格者となり、愛することができる実体になる事が出来るように努力するという事でした。もう成人したからには、責任が方に負わされているという事を知り、力強く生きるために、自分の姿勢を備えてようにという意識を持っていました。
5月29日
 仕事も軌道に乗って、ビルの現場で仕事をしているという事でした。給料も一日一万円以上はもらえるという事で、しっかり貯蓄に回すという事でした。単なる生活になるのではなく、できるだけ親孝行が出来たら張り合いになるのではないかと話すのです。そして、同じ過ちをすることのないようにと指導をしたのでした。社会に復帰するという事は、大変な事であるという事を自覚してもらうと同時に、仕事を続けることができるようにという事を提言したのでした。