2016年5月17日(八段語録2781)
希望(17)

 日々過ごしていて、こんな自分ではないし、こんな極真ではないという意識は強いようです。もっと、理想の自分があるはずだし、理想の極真会館は、存在すべきだという意識になるのです。その為に、今の自分に満足することは無いし、今の極真会館宮城県本部にも、満足などしないのです。そのような気持ちですから、理想を追い求める、夢追い人という事なのかもしれません。個人として誠実に生きようとすると、もっと良い世界があるはずであるという意識になるのです。このような思考は天性であると思うのです。もちろん、現状に不満を言っているのではないのです。
 一つ例を出せば、私は、プラグインハイブリットのプリウスに乗っているのです。燃費がリッター100キロを超える数値を叩きだすのです。ガソリンエンジンだけ時代とは雲泥の差なのです。それで電気代が増えるのではないかと、指摘を受けるのですが、家での充電は、夜間電力を使うのです。バッテリーが満タンになると二十㎞走るのです。それにかかる電気量は、三十円なのです。二十㎞を走った頃には、ディーラーに行くのです。そこで充電するのです。どのトヨタのディラーでも、休憩とドリンクがサービスなのです。この電気料は今のところ、タダなのです。そうすると四十㎞は三十円という事になります。ガソリンを使うと、普通のハイブリットのプリウスですと、リッター二十キロメートルですから、ガソリン代が、四十㎞走ると二百円を超えるのです。市内の短い距離を走ると、百九十円、得する計算なのです。そして、三十円は休憩とドリンク代と考えれば、お釣が来るという計算なのです。このルーティンを一年半も続けて、得している気分なのです。
 何を言いたいかというと、このような便利なプラグインハイブリットの車でも、私の今の気持ちは、満足しているかというならば、全く満足していないのです。技術開発がされて、今年発売されるプレグインハイブリットは、六十㎞電気で動くのです。もちろん、新車では買えませんから、二年落ちの中古車にするのです。そして、最新の車は、家でのフル充電は、今の三倍になります。つまり九十円で六十㎞走るわけです。もちろん、ディラーで充電するならば、六十㎞の距離の料金は無料になります。これは、ただ単に節約することができるという事だけでなく、最新の技術に触れ、使いこなすという事で、喜びを満喫するという事です。このように、より便利な生活を求め続けようとするのです。さらに、水だけを輩出する水素燃料が開発されるようになると、また刺激が高まるというものです。まして、十年以内に自動運転の車が街を走るようになるのです。これだけでも、楽しみが増えるというものです。
 これは、車の性能の事を題材にして、人は理想と栄光の立場を求めて、それを扱うという事が、どれほど気持ちが良いものかという事を表現したのです。理想の世界を願うという事は、人にとって大切であるという事です。自分の心の理想が反映する世界は、とても慕わしく思うのです。そして、手で捕まえる事ができた時に、更なる感動を生むのです。心の世界は、歴史の距離もなく、空間の広がりも狭いのです。もう時間も空間も超越するという気持ちで、夢と理想を追いかけていきたいものです。決して、理想の方向を失う自分であってはならないという決意を固めるのです。それが、今を生きるという前提であると思うのでした。