2016年5月4日(八段語録2768)
希望(4)

 ゴールデンウイーク中は、格好の充電期間になっています。これからも、残りの生涯を「極真人生」として歩む者としての、自覚をするという事です。千順さんと会話すると返って来る言葉は、「波乱万丈の人生」だったというのです。どれだけ妻に苦労をかけて、涙を流させて、泣かせたかという事です。小川の水を、切っても切る事が出来ないような、苦労の連続であるという話になるのです。武士道を、心がけようとする人生ですから、人倫道徳に敏感でなければならず、人様の為に役立つようにという、気持ちになるのです。経済よりも教育に足場を置く、心に通じるようにという意識だけはあったのです。それでも、私達夫婦の課題と、子供達の課題が重なり合うのです。このような家族の情に通じるところで、生命の縁がしっかり連結され、愛情ある家庭として築いていこうと、努力を重ねてきたという事です。今でも課題は満載しています。それでも、絡み合った糸を解すように、一つ一つ解決しなければならない案件は、満載です。
 それでも、いまだに希望を捨てようとは思わないのです。課題に対して疲れ果て、弱音が千順さんから吐き出されることもあります。それでも、就寝すると次の日には、きちんと、立ち向かう、女傑の姿に変貌するのです。夫婦共に敗者になる事は、願わないという事です。夫婦共に、家族を愛情で満たしたいのです。それ故、栄光と満足の日々にしようと、必死なわけです。そのような家族を築くために、奉仕することを選択する生活にするのです。もちろん、子供達が喜んでくれるのであれば、充実するのですが、それもかなわないという事にもなる事が多いのです。日々課題の生活から、生きている限り、愛情を注ぎ続け、栄光への道へと、リセットするのです。そうでなければ、自分自身を整理して整えるという事は、無意味になってしまうという事です。我が家の理想は何であるかという事を、夫婦で話し合いながら、健康面から、気持ちの面まで、千順さんのチェックが入ります。
 実にうるさいように感じますが、それが思いやりという事なのだと、感じるようになっているのです。このように、いちいち指摘されることを甘んじていると、良い家庭が建設されて、安住の家族という事になるようにと、自分に暗示をかけます。良い家族を建設することに、必死な私達という事です。今この年齢で感じることは、夢の途上という事です。まだまだ続くのです。まだまだ妻の願いのレベルにも到達することなく、あらゆる面で指摘を受けるのですから、その基準をクリアしたいものです。完全に信頼を完結できるようにと思うのです。それは、まだまだ人生という期間が必要であるという事でしょう。人生完結には、まだほど遠いという事です。生命力が続く限り、心において、愛情の人生を一歩一歩という意識なのです。この期間は、いろいろと考えさせられます。そのような思いを一挙に表現している私がいるのです。
 今思う事は、栄光の極真の偉業を継承することができ、勝利の主人公になって、後輩に伝えることのできるモデル、になっているかという事を自問自答するばかりです。これからも私のものすべてを投入して、道場生に示し続け、道場生が見本とすることのできるような、生き様をすることが、私の願いという事になります。そうでなければ、道場生が、私を保護してくれるという事も、あり得ないという事です。気持ちの続く限り、極真精神で切り開くという意識なのです。