2016年2月2日(八段語録2676)
道場生へ戒め

 何で、どういう事、いつも好奇心で一杯になるのです。若い時には、研究心旺盛で、行動に出たものです。空手の修行に関しては、それは最大限に生かされましたが、妻の千順さんとの関係は、好奇心がありありでしたが、相手の許諾が下りなかったので、結婚まで十年の歳月がかかったということで、思うように行かなかったという事例です。最近のニュースで三歳の子供を虐待して、死亡させ逮捕されたという事が出ていました。
「27日午前0時ごろ、東京都大田区大森南のマンションの一室で、「子供に熱があり、反応がない」と母親とみられる女性の声で119番通報があった。消防が駆けつけたところ、この部屋に住む新井礼人(あやと)ちゃん(3)が布団の上で、心肺停止状態で見つかり、病院に搬送されたが、間もなく死亡した。警視庁大森署によると、全身に多数のあざがあり、20代の母親と同居している交際中の男性から事情を聴いている。捜査関係者によると、母親は、「男性が、礼人ちゃんと目があったのが気にくわないとして暴行を加え始めた」などと説明しているという。」
この交際中の男性が、極真松井派の有段者というから驚きを隠せません。極真手塚グループでは、考えられない道場生という事になります。それだけに、道場として、このような人物に育ててはならないという「激」が、手塚会長から飛んできました。手塚グループの家庭の概念は、言うまでもなく大切なキーワードです。それだけに、武道家が家族を大切にできないという事では、空手を学ぶ資格など無いという事です。何故空手をするかという理由にもなります。地域社会に貢献するための精神的な訓練をするところなのです。また、万民を大切にする心を作っていくという事です。師範達が、家庭を大切にするという証拠を見せて、宣布しているのです。家庭を大切にできない道場生は、空手を学ぶ資格はないという事です。
 当たり前にいつも指導を受けていることは、家庭は愛情を探せる道なのです。愛する道、生命を創造する道、理想が生まれる道という事です。人々が共同して生きて行くための手段が、家庭であるというのです。私も、妻に関しては、妹のように育て、妻として愛し、母に仕えるようにする心を持っているのです。たまには怒られっぱなしで、粗大ごみ状態もあります。私にとって本当に幸福と思ったのは、最愛なる妻の千順さんに、出会ったという所にあります。今では、妻の為にという家庭になっているのです。それが幸せと思うのですから、家庭は素晴らしいものです。それが、今回の三歳の子供を死亡させるという事件に関しては、憤りさえ感じてしまいます。
 そのようなやるせない、気持ちを抱くような日でした。新しい新規のお母さんに合うという事でしたが、交通指導隊の研修会や、新年会がありましたので、北山さんにお願いして、安全・安心の街づくりの為に、公務を優先しました。意識は、この街を守るという信念です。交通指導隊員ですので、自ら運転には、気を付けて、市民の見本とならなければならないと思うのです。宮城野区で死亡事故ゼロが五か月続いています。まず最低半年という事で、あと一か月、祈るような気持ちで、死亡事故ゼロの更新をしていきたいと思うのでした。新年会も、ウーロン茶で済ませて、一曲ステージで歌わせていただきました。