2016年1月24日(八段語録2667)
私が歩むべき道

 代表師範という立場を頂いて、私は何をしなければならないのかと、日々考えるのです。一つは、スタッフの意見をよく聞くという事と、信頼するということです。そして、スタッフが道場の運営に順応できるような立場に立ってもらうという意識を持つということです。それが、十分に可能になっていて、私の責任が果たせるということです。菅野師範にお願いして、もう八年経過しているのですが、道場の基盤を不動なものにしているのです。新規面・運営面・財務面・教育面と多岐に渡って、細かく打ち合わせて報告してくれます。全体の運営を残念ながら、私一人では運営できないのです。規模が小さく、百名前後の道場生を抱えているだけでしたら、何でもないことですが、四百人近い道場生が、12か所の教室に通うようになってしまっては、微細に対応することなどできないということです。そのよう意味では、しっかりとした道場生が確立したからこそ、この道場の未来があるということです。当然、一人の人物を立てるという事は、未来が掛かっていることです。「とわに」、「未来に」、「明日に」と続くのです。
そこで、代表師範を中心として、スタッフに何が願われているかということです。それは、現状を維持することはもちろんの事、新たに創造していくという歴史を作ることなのです。そのような意味では、私の生活基準をしっかり立てなければならないということです。質素・倹約はもちろんの事、健全な発想ができるような環境で動かなければならないのです。ネオン街をウロウロするということなど、青少年教育に携わっている事を思えば、あってはならないことです。そのような姿勢を持って、手塚会長を支えるという信念を持たなければならないのです。そして、このグループの発展に寄与できる道を開拓するということです。そうでなければ、このグループの隔たりを埋めることができるでしょうか。そのような道が私にはあると思っているのです。
この道場の運営が軌道に乗せるという役割は、私と菅野師範の共同の歩みであり、そのほかの責任が私にはあるのです。それは、手塚グループを最高最大の組織に築いて、会長を安心させるということです。ここには、自己満足でなく、最高最大の組織の建設に着手しなければならないと思っています。最高最大の極真会館を築き、正すという事が、第二の使命になるのです。これを生涯かけて闘い抜く決意が求められるというものです。会長の背負っている背景は、極真全体であると思うからです。もちろん、あらゆる攻撃は想定内です。そんなことに負けられない立場が会長の立場であると自覚するのです。また、本当の極真精神を持った、極真の代表者になるという覚悟は必要になってくるのです。これは、総裁以上の人物として現れなければならないという気持ちがあるのです。
 そのようにするには、いい加減な気持ちで、六十歳代の歩みをしてはいけないということです。社会に後ろ指差されるようでは、何の価値も見出すことができないということです。中途半端な立場は、極力避けて、公的精神をしっかり抱いて、正しい道を究めるという事をやり続けてこそ、本物になることができると思うのです。身体も戻ってきました。さっそく今日からトレーニングに入りました。ざっと二時間の時間が過ぎていきました。