2016年1月15日(八段語録2658)
稽古はじめを前にして

 手塚グループは家族を全面的に露出させて、家族の絆を作っていく修行として定義しているのです。そのような愛情のつながりを大切にするということで、いい加減な組織ではないと断言するのです。そのような、関係の中で、修練を重ねて、極真空手道に道を歩むのですから、尊い組織であると思うのです。偽りの関係を是認しないで、真実を求めていくという方向性は、素晴らしいと思うのです。あくまでも、真実を追求していくという事ですから、まじめな組織です。そこに修練の意味を見出す団体なのです。空手道ですから道を究めるという事は、大切なことです。その根本を家庭においているという事は、継続性では、子々孫々までつながっていくということのだと思っています。このような発想があるとは思わなかったのですが、会長は絶えず主張します。有難いことに、手塚グループは世界に版図を持っているのです。それを誇りに、愛することができる能力を試すというレベルにあると思っているのです。
 極真空手道の目的地は、生涯ということです。生涯をかけて世界を相手に闘うということです。私達の精神は世界の為に与えるべきであり、あえて自分の行くとことは、どこでも与えるべきと考えるのです。誰が何と言おうと、師範として歩んできたということです。もう既にその指導者歴は、二十数年に及んでいるということです。それは与える称号という事がこの師範という名前です。そこに新しいものがあり、そこに新しい世界があり、新しい絆があるのです。私は十代の終わりに、一度故郷を捨てました。そして、修行の旅に出たのですが、結局は、その修練が住んでいる地域社会に役立っているということです。私には、故郷を捨てて、修行してきたというバックグラントがあるのです。それゆえに、指導者として立っていることができるのです。この修行で精神的な身分証明書を持ったようなものです。
 そのような気持ちで、今日も北山事務局長と新規開拓です。そして、元気フィールドの多目的ホールに、新しい来客が来てくれました。ここでは、二部に分かれていて、初心と中上級なのですが、今日の訪問者は、成人の女性の方なので、後半の稽古を見学してもらいました。この女性の方は空手を実践したくて仕方が無いという表現をしていました。今まで格闘技ファンとしていたそうですが、今度からは自分がやりたいと言う気持ちで入門したいという事でした。今年は、年初めから道場を訪れる人が多いのです。木曜日は、三人の新規が来られました。指導者のやる気と、スタッフが一致してきているということであると思っています。そして、何か大きく発展していくであろうという兆しを感じるのです。理念と方向性は、間違いないと思うので、どんどん推し進めていこうと思っています。
 明日は、鏡開きという事で、稽古はじめです。ちょっと寒さが気になりますが、新しい信念の抱負を道場生に、聞かせてもらおうかと思うのです。あらゆることが融合して、いい方向に向かうようです。それなりに自分との闘いは始まりますが、それにめげずに前進です。私が修行の先頭に立たなければ誰も付いてこないという信念のもとに、語る言葉以上に実績を積んでいきたいという欲求にかられます。人生歩めば歩むほど、いろいろな試練はつきものです。それでもやれることをしっかり実践するという事を心がけようと思うのでした。