本部長通信159 2008年4月22日
人生転換(7)
人生転換の道は、師範と道場生という間から生まれているのです。人生転換の交差点はまさに、極真会館宮城県本部の今の道場と道場生ということになります。師範の実体という原点から出発して、道場で師範の愛弟子である道場生が育っていくということなのです。師範と一体となった道場生のレベルが、師範の人生転換の境地に導くことになります。人生の交差点が道場で、師範の受け継いできた伝統が、道場生を育てる原点になっていることなのです。
師範である今、選手生活とは違う素晴らしい贈り物を極真空手を通して頂いているのです。再び生まれ変わらなければならない人生の転換時期が訪れたのです。新たなる人生の転換、それは、母親から子供が生まれるように、母親のお腹にいた時と違って、聴くもの見るものまるで感じ方が違うのです。
師範であることが、人生転換であると思ってもみなかったのです。今まではっきりしなかったのですが、どこを狙っての人生転換であるのか今まで見つけていなかったのです。最近はっきりしてきているのです。道場で道場生を育てるという聖業に携わったとき、人生転換が自分にもたらされたと言って過言でないのです。
今人生転換を計ろうとする師範は、師範の脈々と受け継いだ極真空手の真髄を、将来の希望となる道場生の心の真ん中に行って、相続させ、勝利させようと必死なのであります。これが、師範の理屈としての人生転換なのです。
師範稽古 基本40分