2012年2月8日(八段語録1586)

講演会 総括


昨日のセミナー東日本大震災特別復興・再生支援特別講演会が行われました。今野県会議員を会長とするセミナーなのです。セミナーは、2011年3月11日14時46分18秒、東日本を突然襲った歴史的な大震災から既に10ヶ月にならんとすることを踏まえての講演会となりました。東日本の復興をどのようにしたら良いかという事をテーマにしたのです。各方面の著名な名士から講演をいただいたのでした。メインスピーカーは太田講師でした。この大震災で豊かな海岸が無残にも地震と津波の二重の震災になったのです。この期間復旧・復興に力を注いできたのですが、不十分で課題が山積しているのです。
このセミナーでは、大まかに、海からの視点に立って講演がなされました。更に会場を移して今野県会議員の新年会が、メトロポリタンホテルで宮城県知事から三十分余りの時間パワーポイントで復興計画が示されました。知事の講演は、全て時に叶って、被災を受けた住民にとっては力強い内容になったのです。
ところで、このセミナーを成功裏に終えることが出来たのを踏まえて、三日後に反省会を持つ事になったのです。そこで出席者は、準備委員長の私と、辻副会長、阿部事務局長、大宮事務局長補佐、会計の伊藤理事、運営の糸坂理事が集まってくださいました。まず初めに、反省会では、セミナー会場の出席者の確認から始まりました。今回の出席者は、108名でした。そのうち東京の支援団体から40名の参加、山形8名、宮城48名、来賓及び海洋平和社長夫妻8名という人数になったのです。
次に今回の収支決算の報告がなされました。会場入場料が八万三千円、復興義援金が一万五千円の収入でした。それに対して、経費が十八万円でしたが、東京で震災復興の会を立ち上げるために、三十万円近く義援金が寄せられていましたので、十分運営がなされたのです。ここで、このセミナーで集められた義援金をどのようにするかという事を話し合われましたが、慎重に復興の為に役立てていくべきであるという意見でまとまりました。
さて、今回の個人的な観点で一人ひとりが反省に入っていきました。安部事務局長は、 とにかく人がいなかったので、出来ることは全てという意識だったというのです。そして細かい準備とか色々あったのですが、家族が協力して力を合わせたので、準備が出来たというのです。反省としては、詰め甘かったので、人材の配置の打ち合わせが必要であったと痛感するというのです。セミナー全体の雰囲気として良かったのではないかと思うし、前日の動員の決定の様子は奇跡的であったと語っていました。
 糸坂理事は、未来の東北のビジョンを感じることが出来たというのです。東北の復興が世界との連携で生まれてくるし、特に南米パラグアイに在住した経験があり、絆が深いだけに、国家間の関連を通じて、これからの東北の再建のお手伝いをしたいというのです。
 大宮理事は、東北の復興に関して、余りにも膨大な内容が必要であり、巨大なビジョンが必要であることは間違いないというのです。この大震災を契機に、東北を世界のモデルにしていくべきであると考えているのです。もちろん、この大震災が世界の同情を一挙に受けていますし、注目の的であるのです。読売新聞の引用をして、世界の松明にしなければならないし、その松明の意味をこのセミナーで深い意味を悟ったというのです。
 辻理事は、このセミナーで、東北の復興に関して、勉強不足と震災を受け止めきれずに逃げたい気持ちを抑えての歩みであったというのです。切り口を海に求めていく事を数年前から実践していたのですが、今回海洋国に日本を意識した花を咲かせることが出来たと話し始めました。反省の内容では、パンフレットに連絡先を入れることが出来ていなかった事など、様々な校正のミスが目立ったことも自分の責任と受け止めていました。もっとこの事に、対面を保てるように努力していきたいと話すのです。
 伊藤理事の発言は、今回のセミナーに関して満足感を持っていて、良くやれたと思っているのです。一緒に歩んだ理事の頑張りと内容の高い評価していました。震災から東北復興と自分たちのミッションをどのように和合していくかという事を課題としているのです。
当然、ミッションが優先になるのですが、しっかりとして啓蒙も必要な事を感じているように話されていました。
 直接の全国の主催者の佐藤夫人からは、問題があることはありがたいという話と、クレームがあること、問題がでたら宝物のように扱って対処すべきであるという話を頂きました。そして、今回のセミナーが大成功に終わったことを踏まえて、機関車になって、引っ張ることが出来る人材として成長すべきであるというのです。そして、全責任を持つに至る主人としての意識が一人ひとりの求めたのでした。そして、一人ひとりの個性を大切にする伝統がまだ育っていないという鋭い指摘を受けたのでした。 
 主催者の佐藤からは、この東日大震災の復興を願っての会をどのようにしたりたら良いのかという問いかけがなされました。私は、このように、これからの復興に関して、真剣に取り組もうとするボランティア団体があっても良いのではないかと思いました。