2012年2月3日(八段語録1581)

長男との会話


 節分になりました。春はそこまで来ているのですが、寒さは肌を突きます。チラシを配布するのですが、手が痛いほど寒いのです。それでも、今日歩むことに決意を込めて前進するのです。
 自分が裸の心になることが重要であると、今日は思うのです。色々な事で流されがちなのですが、まず自分の本当の心がどんなものか点検をするのです。結構自分で自分を甘やかせていたり、偽っていたり、本当の心でない時も見え隠れするのです。それでも、良心は自分の心を知っているのです。そして、その良心が私の人生を左右すると思っているのです。
 夕方は、新人の菊池議員のところの市政報告会と新年会に行ってきました。半年余りの市政に対する活動内容を報告しておりました。新人らしからぬ行動力で東日本大震災に対応しておりました。菊池議員は極真事務局の羽川さんの親戚で、中野前衆議員の親戚でもあるのです。政治に生命を懸ける、勇猛果敢な人種なのです。私とは違って、ギャンブル的要素が深い家系であると感じさせられたのでした。
 私はというならば、安定感を求めていく家系のようです。経済的安定の上に立っている訳でもありません。株券や社債や土地建物の上にいるのでもないのです。武道を目指したのですから、武士は食わねど・・・の世界なのです。つまり、心の使い方によって安定感、平和、喜び、健康などを得ていこうとするのです。
 この新人の市政報告会で、震災の対応の予算的なのも、行政的な動きをサポートする報告がなされました。確かに新人議員なのだという観点からするならば、当たり前に仕事をしているのであるし、研究と研修を重ねたのだと思うのです。しかし私の耳には、心理的、精神的に何を得させようとしているのか分からなかったのです。はっきり言うならば、支持者の聞き役と、行政の請負人に他ならない面ばかりなのです。
 震災にあった人達に生活の確保と、景気の動向を中心に話していましたが、人は、ものを食べる時に感謝と喜びが必要であるように、精神的な食べ物を与えられるような会合では無かったのです。もちろん、会費五千円も出したのだから、立食で食べまわりました。議員は、祭りごとを行うのですから、このような集会でも精神的な食物も与えていかなければならないのではないかというのが、私の気持ちなのです。
 私が欲しかったのは、自衛隊の議員グループの名前を強調して、自衛隊がバックにあるから安心して欲しいというのではなく、本人の考え、心の中の像、信じている事、心の態度や感情を投入して欲しかったと思ったのでした。活動の報告は、仕事の披露ですから、それ以外の人格的な側面の重要さが欠けていたと判断してしまいました。
 ところで、夜中過ぎに家に帰って、下宿人を迎える為の準備が進んでいなかったので、子供達を動員して、荷物運びを手伝ってもらいました。大きな本棚もありましたので、息子を車に乗せて、畑の納屋に運んだのです。色々と会話が弾みました。本人の考えていることも聞くことができました。学校を卒業できるかどうかは、明日の四日の日に決まるという事でした。息子は、家庭を持って、ちょうど一年になります。この一年間、妻の茂奈さんを迎えて、成長の足跡を会話から伺い知ることができました。本人いわく、二十代は苦労していこうと決めているようでした。
 もう既に、別人格、別家庭になっているので、早く独立していくべきであるというのが私の主張でした。本人はそれほどまでに感じていないのですが、私から言わせるならば、早く自立する夫婦になるべきであると思っております。妻は、私と反対で、ちょっと感覚が違うようです。もう少し手元に置いて成長を待ちたいという気持ちなのです。
 私が親として思う事は、本当に意義ある生き方をして欲しいという事と、社会に貢献する為に、意義ある仕事をして欲しいと願うのです。つまり、神仏が願う仕事をして欲しいのです。いかなる仕事をしてもかまわないのですが、神仏と共にある仕事になるべきであると思うのです。神仏の理にかなった仕事は必ず報われるのです。そんな気持ちを息子に伝えようとしました。どこまで理解する事が出来たかはわかりませんが、親として息子と会話したのでした。