2012年2月1日(八段語録1579)

家事手伝い


 我が家の仕事が忙しくなってきました。今年は、不思議に年の初めから、下宿の問い合わせが多いのです。例年ならば、四月いっぱいで、何とか空室が埋められることができればいいと思っているのですが、今年に関しては、一月で満室の状態に予約が入ってくれたのです。最終的には今月11日に決定するのです。理由は、何点かあるのですが、その一つが、震災で下宿業を行っているところが、閉鎖に追いやられて、私の地域まで足を延ばして探しているのです。二つ目に、震災復旧の為に、全国から労働者が押し寄せて、下宿の確保をしているのです。
 このような事で、私の使用していた下宿棟の一部屋は、下宿人に明け渡す事になったのです。今まで、数年使い続けてきただけに自分の部屋は、愛着がしみ込んでいます。それでも、家計の為に潔く明け渡すことにしたのです。更に、倉庫として使っていた一階のフロアーの部屋も予約されました。この事を踏まえて、部屋の片付けが始まった訳です。私の荷物と、倉庫の荷物を、根白石の畑の倉庫へと運搬でした。三往復して、半分ぐらいの荷物を運んだのでした。
 昼間の時間は、順調に運転していたのですが、夜運んだ時は、吹雪で、雪が道路を覆い、危険な路面状態になっていました。それでも、無事に畑の倉庫に荷物を運んだのです。青少年教育に励むようにするために、経済的な問題も解決しなければならないので、下宿人の入居はありがたいと思うのです。それにしても、しっかりとしたサポート体制を整えて、空手道を突き進みたい思いが湧き出るのです。
 ところで、これからやっていこうとする課題は、新しい入門者を集って、基盤拡大する事なのです。というのも、空手道に携わるスタッフが、道場生を増やすことによって、活動費を捻出し、さらに、ひもじい思いをすることなく、青少年教育を推し進めていく事が出来るようにすることなのです。この課題は、いつも空手道に携わるスタッフにとって、付きまとう事なのです。その為に、今まで伝統基準を立てようとしてきたのです。
 そこで、そのエキスを話させてもらうとするならば、結論は、原理を貫くという事なのです。つまり、調和の原理はありますが不調和の原理は無いのです。ところが、現実は、不調和を調整しなければ、現場は動かないのです。この交通整理の為に労力がかかるのです。更に、愛の原理はありますが、憎しみの原理は無いのです。このことに関しても、いつの間にか,お互いの人間関係で、愛の原理を実践するのではなく、いがみ合う事が多くなるのです。付け加えて言うならば、喜びの原理はあっても悲しみの原理などあり得ないし、真実の原理はありますが、偽りの原理などあるはずはないのです。もちろん、健康面でも健康の原理はあっても病気の原理など無いのです。
 そのように考えると、原理を貫くという事が重要になってくるのです。もちろん、イスラム原理主義者ではないのです。しかし、私の後を引き継二代目は、原則論を立てながら、歩んでいくというメッセージを発しています。このような事を、家事を手伝いながら感じていました。いつも考えることは、師範達を初め、グループのスタッフが、経済的課題を解決し、自立してこの空手道という聖業に携わっていく事なのです。その為の法人化であり、公的団体としての歩みを進めていこうとする決意なのです。