2012年1月6日(八段語録1553)

消防出初め式


 寒空の中、朝四時起床、身支度を整えて、娘の順香と博先生と共に今年初めてのチラシ配布に出かけました。身体が芯まで冷えるのですが、一年を占う上での重要な出発の日と位置づけて勢いよく出かけました。朝の修業が終わってからも、仙台市の消防出初め式がありますので、そのまま梯子乗りの伝統衣装に身を包み、八時には東消防署に出発です。 今年は、纏いを振るのです。NHKを初め、民放各社がカメラを設置していました。その最前列のトップバッターが、纏い持ちですので、一年間災害が無いようにと祈る思いで、纏いを振り続けました。ニュースに私の纏いを振る様子が映し出されていました。
 昨年が、東日本大震災という、千年に一度あるかという被災を経験してしまいましたので、今年にかける気持ちは、格別な思いがあるのです。この街を守るという意識と、他力本願ではありますが、全能の神の御加護を求めるのです。これからのあらゆる災害や環境の変化は、全能の神の御加護なくして、乗り越えていく事が出来ないのではないかという気持ちになるのです。自然災害には、どのように立ち向かって行ったら良いのかという回答は、努力目標でしかないのです。完璧な対策など無いように思いました。
 そのような経験をすると、東日本大震災の真っただ中、天国も地獄もどこかよそにあるわけではないと思うようになりました。人の生活の中で、毎日過ごしていることによって、天国も地獄も作り出されるのだという実感をするのです。大震災は、現実から逃避など、許されないという事を突き付けられました。どのようなユートピアも、壮大な夢を持つならば、現実逃避は許されないという事なのです。今の現実に愛と、正しい行動、良い感情を刻み付けていく事が大切なのだという事を思うのです。
 今年は、自己暗示を掛けているのです。全ての事に関して、肯定的に受け入れるという暗示なのです。偉大なる「天地人」を確信する時に、否定的な暗示は拒否することができるのです。どんな一年になるのか不安に思うよりも、本当に良き人生を歩むという、私の持つ確信の世界を充実させるならば、それが潜在意識となり、この一年を乗り越えることができるのではないかと思うのです。
 くどいようですが、今年は、どんな事にも悩まされることなく、自分が恩讐とする対象人物を愛情心に変え、心の底から愛情を注いでいくという決意をするのです。そして、健康な身体を維持し、今病気を患っていたとしても自然治癒力で、本来の自分の姿でありたいと思うのです。