本部長通信155  2008年4月18日

人生転換(3)


 男性も女性も家族という立場に立つと、愛を感じ、そして社会と融合していくようにならざるを得ないのです。それが実に自然なのです。そういう立場に人生を立たせるのに、人間は家族を得ようと結婚するのです。
 しかし、これが個人の人生において崩壊するのです。人間修養を遂げないでとんでもない方向に向かっていくのです。家族という内容において結ばれるべき人格の基準に到達することができず、無味乾燥な砂漠のような人生へと落ちていくのです。
 結婚によって結ばれた動機が自己中心であるがゆえに、お互いが反発しあうのです。夫婦が反発しあい、子供達までも反発するのですから、自分の良心と肉体は反発し合ってぼろぼろとなっていくのです。
 それゆえ、人間修養を段階的に推し進めていく以外に愛情あふれる家族を築く道はないというのです。極真空手は人間修養の原点を導きだします。空手という手段を通じて人間性の回復を実行するのです。師範や指導者から受けるある領域の部分の愛情を稽古によって子供や父母が取り次いで発展させていくのです。その目的は何かというと家族愛の満足以外にないというのです。

師範稽古 移動突き40分 長町教室 新田教室