2011年12月16日(八段語録1532)

積極的人生観(105)
 言葉の大切さ

 正しい精神状態を保つには、決して捨て台詞を語ってはなりません。特に指導者の言葉によって傷つく道場生やご両親がいるのです。指導内容を理解しないという事で、裁かないようにしたいものです。人生に恐れを感じている人が余りにも多いのです。その人に向かって、マイナス的表現をしたならば、立っている事さえ出来ないほどの不安と恐怖心を抱くのです。静かに、困難な状況に立ち至って「不屈」な心を育ててあげたいものです。
 指導者の語る言葉で、混乱を生じさせないようにすべきです。ご両親は、子供の教育に対して、幼い歩みをしているし、ほとんどの場合は手探りの生き様をしているのです。子供の教育に対して、「平和」な心を持ってもらうように安心感を与えることが必要なのです。また、子供の教育に対して悩まないご両親はいないのです。どのようにすべきかを五里霧中で試行錯誤しているのです。ご両親に必ず道は開けて、解決ができるという事を話しましょう。そして、親子で子育てに「勝利」できるであろうという事を推測させるべきです。
 特に困った事に、ゴールデンエイジを持つ親は、教育に対して手探りなのです。不安は仕方がないのです。その心境をしっかり受け止めてあげて、「平静」をもたらせることを、指導者は、努力すべきなのです。「不屈」「平和」「勝利」「平静」の状態をご両親に抱いてもらう事によって、ご両親の愛情は深まり、子供を育てていく力に目をさまし、奇跡を家庭の中で呼び込んで体験するようになるのです。
 指導者の皆さん、言葉は神なのです。人を生かしもし、殺しもするのです。指導者が自信を持って「不屈」「平和」「勝利」「平静」の精神的態度を伝え、感化し、説得していく事が出来る時に、ご両親は受け入れてくれるのです。私達指導者が吐く言葉は、血となり肉となって道場生やご父兄の方がついてきてくれるのです。どのような言葉でも、実践と同じように価値があります。