2011年12月7日(八段語録1523)

積極的人生観(96)
 ハワイ六日目 プールトレーニング三日目

 十時からトレーニング開始です。今日は四十分の練習を二回挑戦しました。ホテルのプールは、深さが浅い所で四フィート、深い所になると五フィートになるのです。それで母は、浅い所を横に歩いていたのでしたが、徐々に慣れて、プールの端を一周するようになりました。かなり水中での動きが様になってきたという事です。もちろん、一番深い所では、端に捕まりながら、腕の力で身体を持ち上げて、沈まないようにしているのです。プールは貸し切状態で、私達しか使用していませんでした。日差しが強く差し込む中、練習を重ねたのです。
 夕方からは、船での食事つきのツアーでした。そこでどのぐらい成果が上がっているのかを、チェックする時を迎えたことになったのです。訓練三日目ですから、そんなに効果は期待できないのですが、長い距離を歩く姿は、背筋も伸び始めてきていました。しかし、時間がある一定を過ぎると、足に疲労が生じ、ヨタヨタと身体が前につんのめってしまいます。その対策はこれからという事になります。仙台に帰ってから、スイミングプールでしっかり練習するという事です。
 このツアーは五十年の歴史があるのです。千五百人も乗ることができる客船で、千五百人収容できるそうです。すでに満員で、歌やフラダンスが披露されました。楽しいひと時を母と過ごしたのです。冥途の土産になるとか、親父と一緒に来たかったというような感想を漏らしていました。しかし、日本では、このような客船でしたら、すでに廃船になっていると思うのです。かなり古びた船内は、もう限界のような気がしました。これは日本的感覚かもしれないのですが、ハワイでは当たり前なのです。最後まで使い切るという伝統があるのかもしれません。
 ところで、今日は、北山部長より、何度も電話がかかってきました。色々なところに,気が付いて、動いてくださっているのです。私は、結構思いついたら、走ってしまうので、正される思いがします。それでも、どのよう手塚グループを発展させようかという発想が付きまとってしまいます。私の立場でしか指導できないこともあるのかもしれないのです。それが、副会長という立場で動いているからなのです。
しかし、私の原点は変わっていないのです。平等であり、公平な運営がされることであるのです。このグループの発展の収益を独り占めしようという考えは、まるっきりないのです。全員の協力を得て、全体の為になることを目指すのです。そうしなければ、グループの発展はありえないのです。あくまでも全員で勝ち取っていく歴史を作るのです。
 とりあえず、神仏と協力しようとする意識が強いのです。そうしなければ、誰かが疎外されるのです。それが無いようにしたいのです。方針や命令は、全員が納得していく事が必要であるのです。今の私の気持ちは、全責任者に対して、誰が出す意見でも惜しみなく喜んで豊かな気持で、支持しようとするのです。そうしなければ、グループの発展は、何倍にも何十倍にもならないのです。
もし、納得していなくて反感を持っている人が組織にいるとしたならば、その人が何故反感を抱いているのかを冷静に判断できる能力が無ければならないでしょう。そして、反感を抱いている人に感謝して、その人の繁栄を祈るべきなのです。そうすれば、反感を抱いている人も、積極的に協力してくれるようになると確信するのです。グループには、必ず反発する人がいるものです。いないと言ったらうそになります。その人たちを抱擁できる能力が指導者には要求されるのです。