2015年12月21日(八段語録2633)
どんな人にも世話になっているという気持ちを大切に
日々を振り返って、味方と敵が入り乱れる関係の中で、味方とは仲良く、敵とは激しく戦い抜くという事になってしまいがちなのですが、そこを乗り越えようとする気持ちの、修練をターゲットにしようとしているのです。最近忘年会続きて、多くの人に出会います。その中でも、私利私欲で、来場している人は少なくありません。顔を背けたくなる輩に対して、無視で過ごせばいいという事ですが、別に愛嬌を振りまくというまでもなく、そのような人達でも社会に役立っているという側面を、深い内心から称えていける気持ちを持とうとしようとするのです。このような姿勢に対しては、かなりのエネルギーを要します。
私の修行の旅を続けてきた若き時代を考えると、極真の精神・そして結婚もしていない汗を流すだけの日々で、頼れるものは、何もないのです。誰から見ても、無価値な存在でしかなかったのです。「狐には洞穴があり、鳥には巣があり、自分には何もない」そのような立場でしかなかったのに、多くの人に支えられて、指導者という師範の立場に立っているのですから、どこで誰にお世話になるか、分からないという事を考えると、嫌な人達と思っていても、粗末にしてはいけないという事のように思うのです。今の立場は、スタッフや弟子達が支えてくれるのですから、現在の私という存在は、恵まれたように、天運がついているという事であると思っているのです。
さて、このような人生になろうと夢にも思っていなかったのです。道場生と共に歩めるような人生を保ち、極真の思想を受け継いで、世界中を回っているのですから、有難い立場である事は間違いないのです。極真精神で世界を愛するという事が出来ているという事に、一か所にしか留まっていなかった聖人よりも、はるかに時代的恩恵を受けて、活動しているという事です。今年も終わろうとしているのですが、スタッフと共に、来年のプランを立てて、もうすでに実行しているのです。今日も最前線で新規の活動をしてきました。どこがエンジンになって発展していくかという根本を掴んで歩もうとしているのです。発展の原点の展望を見据えての年末になったという事です。何もかもこれからが爆発的な発展がなされていくという気配を感じのです。
もちろん、困難は覚悟です。そして、基盤拡大の必要条件としては、指導者の教育が最も重大な事です。この指導者教育に関しても、あらゆる観点から、人材の育成をしている菅野師範がいるという事です。指導者研修を通じて、人材を発掘し、極真の理念をしっかり武具として身に着けて貰って、この道場で闘うに相応しい闘士として育て上げるという事です。任せることが出来る指導者を育てるという事は、並大抵ではないのです。一から十まで、しっかり基礎的な人格を練り上げていかなければならないという事です。それを全面的にスタッフにお願いしながら、前を向いて前進していこうという事です。
今日は、今野隆吉県会議員の引退の感謝の集いと、交通指導隊の忘年会と掛け持ちで参加してきました。結構食べ過ぎたのでしたが、そののち、トレーニングを一時間費やして、今日という日の整理をしたのでした。今は、いろいろな事があっても、相談する妻がいて、家族が共に愛情を育める場所があるのですから、こんなに恵まれた環境は無いという気持ちになります。